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米国の高級三葉虫の一つ!米国オクラホマ州ブラックキャットマウンテン産のレア三葉虫、フントニアトニア・リングリファー(Huntonia linguifer)の高品位個体/【tr1268】
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こちらは、米国オクラホマ州で発見された、極めて希少な三葉虫、フントニアトニア・リングリファーの上質個体です。フントニアトニアは、非常に大きな眼を持っており、眼の後方から左右に一対ずつ伸びた立派な頬棘が特徴です。フントニアの仲間の産地としてはおなじみのクラリタのハラガン層から採集されました。
また、11対の美しい体節が見事に保存されている点にも注目してください。もう一つの大きな特徴は、10数個の節で構成される尾部の先にある長い棘です。その用途はまだはっきりしていませんが、フントニアトニア・リングリファーの美しい姿を際立たせています。
また、頭部の前方にはシャベルのような特徴的な突起が付いています。海底の砂をかき分けて潜るために使われた可能性もありますが、用途についてはまだはっきりとは分かっていません。
母岩のサイズは適切で、本体をしっかりとカバーしています。
左右対称で、非常に美しい個体です。
正面やや上から撮影しました。シンメトリー(左右対称性)の高さを実感していただけることでしょう。
裏面には、クリーニングに関するメモが保存されています。その中には、有名なブラックキャットマウンテンで採集されたことが記されています。また、2012年にクリーニングが行われた経緯も記されています。具体的なプリパーレーターの名前までは記載されていませんが、ブラウン地に白文字で記されている点などは、ボブキャロル氏の作品によく見られる特徴です。
側面から撮影しました。本体はやや窪んだ位置にあり、母岩によってしっかりと保護されています。おかげで、周囲のものが落下して本体が損傷する可能性が低く、繊細な標本を守る役割を果たしています。
母岩左右106ミリ、本体カーブ計測で53ミリほどあります。
100円玉との比較。米国オクラホマ州産の、レア三葉虫、フントニアトニア・リングリファーの高品位個体です。
商品スペック
商品ID | tr1268 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 米国の高級三葉虫の一つ!米国オクラホマ州ブラックキャットマウンテン産のレア三葉虫、フントニアトニア・リングリファー(Huntonia linguifer)の高品位個体 |
産地 | Haragan Formation, Clarita, Oklahoma, U.S.A. |
サイズ | 本体カーブ計測5.3cm 母岩含め全体10.6cm×8.6cm×厚3.1cm |
商品解説 | 米国の高級三葉虫の一つ!米国オクラホマ州ブラックキャットマウンテン産のレア三葉虫、フントニアトニア・リングリファー(Huntonia linguifer)の高品位個体 |
この商品を購入されたお客様のお声
現在の日本では、ほとんど流通していない希少な三葉虫を販売頂きありがとうございました。写真の通り左右対称の美しい個体でした。 今後も珍しい化石の販売をよろしくお願いします。
滋賀県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。