モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体 三葉虫 販売

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モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体/【tr1253】

モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)【tr1253】

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モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体(その1)

こちらはモロッコ産のデボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)です。フリルのような突起が伸びた尾板が特徴的です。

モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体(その2)

ホラルドプスは20世紀半ばに最初の種が記載されて以来、断続的に新種が発見されてきました。比較的よく研究されているモロッコ産の三葉虫の一つと言えます。こちらは、1997年に記載されたハイフィンケリ(hyfinkeli)です。

モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体(その3)

やや尖った吻部先端を持ち、大きく上方に飛び出した眼が備わっています。また頬棘は太く、体節にかかるほど伸びています。

モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体(その4)

そして、シンボルマークといえる尾部から伸びたフリル。

モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体(その5)

立派な尾部を持っています。

モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体(その6)

体を内側に曲げた個体は多くありません。体を丸めるのはあまり得意ではなかったのかもしれませんね。特徴的なフリルを存分に利用して海底の砂に沈まないように位置を取り、大きな眼で上部や左右を見回していたのかもしれませんね。

モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体(その7)

ファコプス目に分類される三葉虫の特徴である複眼。小さなレンズまでよく保存されていますね。

モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体(その8)

眼は上方に大きく飛び出しています。

モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体(その9)

デボン紀の三葉虫の中では比較的扁平な体躯を持っています。

モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体(その10)

裏面はラフではありますが、おおむねフラットにカットされていますので、平置き時に安定します。

モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体(その11)

左右56ミリ。幅広で、立派なホラルドプスです。ご覧の向きのように、立てて展示することも可能です。

モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体(その12)

100円玉との比較。本体カーブ計測59ミリほどです。

ネームカード

商品スペック

商品ID tr1253
年代 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
学名 モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体
産地 Tazoulait Formation, Jebel Issoumour, Maider Region, Morocco
サイズ 本体カーブ計測5.6cm 母岩含め全体8.4cm×6.1cm×厚3.6cm
商品解説 モロッコ産デボン紀の三葉虫、ホラルドプス・ハイフィンケリ(Hollardops hyfinkeli)の上質個体

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

三葉虫とは?

世界の三葉虫カタログ

三葉虫の種類・分類はコチラ

名前の由来(ゆらい)

三枚の葉の石

たんてきに言うと?

世界中の海に住む節足動物

どうして三葉虫は三葉虫っていうの?

三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。

どうやって身を守る?

三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。

何と種類は1万種!

三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!

三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)

三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!

食性

ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。

生態

敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。

種類と産地

1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。

方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。

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