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15体!最も原始的な三葉虫の一つ、チェコ・インツェ産のアイレス三葉虫、エリプソセファルス・ホッフィ(Ellipsocephalus hoffi)の群集化石/【tr1245】
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こちらは原始的な三葉虫の一つ、エリプソセファルス・ホッフィ(Ellipsocephalus hoffi)です。ホッフィは東欧、チェコ共和国で採集されます。首都プラハから南西に約40kmほどの位置にあるインツェ(Jince)からは、他の地域ではあまり見られない三葉虫が発見されます。
エリプソセファルス・ホッフィはカンブリア紀の地層から発見されます。長い三葉虫の歴史の中でも最初期の三葉虫の一つと言って良いでしょう。ご覧の通り、極めて原始的でシンプルな形状をしています。
ホッフィは、ご覧のように、まとまって発見されることの多い三葉虫です。また、他の三葉虫との大きな違いとして、眼を持たないことが挙げられます。カンブリア紀には、まれに、アイレス(眼を持たない)三葉虫が存在していました。
こちらには、ネガティブサイド(殻の裏側)の部分化石が見られます。
25センチの母岩に、少なくとも15体のホッフィが同居しています。
完品はこのような姿です。なんともシンプルな形状ですね。三葉虫の始祖のような存在と言えるかもしれません。
ホッフィの母岩の多くはこのような褐色を呈します。
最も厚い部分は28ミリあります。十分な厚みがありますね。最も大きな個体は26ミリほどです。
母岩の最大部は25センチで、大きな個体と小さい個体が混在しています。
100円玉との比較。ライティングを工夫することで、平坦なホッフィに陰影が付き、より印象的な展示が可能です。
商品スペック
商品ID | tr1245 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 15体!最も原始的な三葉虫の一つ、チェコ・インツェ産のアイレス三葉虫、エリプソセファルス・ホッフィ(Ellipsocephalus hoffi)の群集化石 |
産地 | Jince formation, Mount Konicek, Jince, Czech Republic |
サイズ | 本体最大直径2.6cm 母岩含め全体25.8cm×10.3cm×厚2.8cm |
商品解説 | 15体!最も原始的な三葉虫の一つ、チェコ・インツェ産のアイレス三葉虫、エリプソセファルス・ホッフィ(Ellipsocephalus hoffi)の群集化石 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。