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ベリーレア!ハイポストマ(口器)が完全保存!ロシア産三葉虫、アサフス(Asaphus)のネガティブ標本/【tr1243】
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こちらはロシア産のオルドビス紀の三葉虫、アサフスのネガティブ(裏側)の化石です。化石には表側と裏側があります。一般的には表側の標本がほとんどですので、裏側の化石が存在することに驚く方も多いかもしれません。裏側の化石には、表側にはない魅力があります。
三葉虫のネガティブ標本の魅力の一つは、ハイポストマ(口器)を確認できる場合があることでしょう。この標本では、ほぼ完全な状態で保存された口器を確認することができます。
この2つの突起が飛び出た奇妙な形をした部位が口器になります。三葉虫が何を食べていたのか、まだはっきりと分かっていません。種類によって異なっていた可能性も多いにありますし、動物食だったのか、植物食だったのかも、はっきりとはしていないようです。ハイポストマは体の下側に埋まっていた部分ですので、通常の表側(ポジティブ)の標本では確認できません。母岩の内部に埋まっている可能性はありますが、それを取り出すのは困難です。ところが、こちらのようなネガティブの化石では、ハイポストマを直接観察できるのです。もちろん、これほど明瞭に見ることができるのは稀です。
写真からは分かりにくいかもしれませんが、中央に向かって凹んでいます。
この角度で撮影するとお分かりでしょうか。殻を内側からのぞいている状態です。
石灰岩質の母岩の裏面を撮影しました。綺麗に切り取られています。
側面から撮影しました。厚みが十分あります。
本体直線計測で52ミリ。このように平置きでの展示をおすすめいたします。
100円玉と比較して撮影しました。非常に珍しいハイポストマ(口器)が露出した、ロシア産の三葉虫、アサフスのネガティブ標本です。
商品スペック
商品ID | tr1243 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | ベリーレア!ハイポストマ(口器)が完全保存!ロシア産三葉虫、アサフス(Asaphus)のネガティブ標本 |
産地 | Lava river, St. Petersburg, Russia |
サイズ | 直線計測5.2cm 母岩含め全体7cm×5.2cm厚2.2cm |
商品解説 | ベリーレア!ハイポストマ(口器)が完全保存!ロシア産三葉虫、アサフス(Asaphus)のネガティブ標本 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。