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今や、入手困難、これぞ白眉、極めて上質な保存状態を誇る、ショートフォークこと、ワリセロプス・リンドエイ(Wallicerops lindoei)/【tr1236】
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こちらはモロッコ産のデボン紀の三葉虫、ワリセロプス・リンドエイ(Wallicerops lindoei)です。通称、ショートフォークの名で知られるこの三葉虫は、頭部前方に、3つ又に分かれた長いフォーク状の突起物を備えています。
また、全身の至るところから棘が生えています。デボン紀の三葉虫は、一部の種において、このような多数の棘を持つ、印象的な姿をしたグループが存在します。
ワリセロプスはファコプス目(もく)に分類される三葉虫です。ファコプス目といえば、複眼ですね。こちらの個体の素晴らしい点は、複眼を構成する粒まで明瞭に保存されている点です。
ルーペで拡大して撮影いたしました。見事な保存状態であります。複眼は一説によれば素早く動きを獲物を捕捉するのに優れていたと言われています。現世においても、多くの昆虫が複眼を有しています。何億年も前から複眼という機構が存在していたのは驚きですね。
昨今、上質なショートフォークを入手するのが非常に困難になっています。15年以上ほどディーラーとしてマーケットを見ていますが、ここ数年、明らかにモロッコから化石を入手しづらくなってきています。モロッコ産の三葉虫コレクターであれば肌感覚でお分かりかと存じますが、以前ほど上質な三葉虫が見られなくなり、また、個体の価格が上昇しています。そんな環境のなか、こちらの標本はまさに白眉。保存状態は極めて良好です。
全身を武装した姿。デボン紀には板皮類など強力な咬合力を備えた大型魚類が台頭してきました。それに伴い三葉虫は立体的で小さくなり、さらに全身を棘で覆う種が現れました。ショートフォークはその典型例の一つです。
左側の複眼も大変良い状態を維持しています。フォーク部分は母岩と一体となっていますので、折損などは起こりにくい個体です。
右側の複眼をルーペで撮影してみました。一粒ずつクリーニングされています。この域まで到達しますと、もはや芸術品ですね。
眼の上や背中中央、側面など、あらゆる箇所から棘が生えています。
シンボルともいえるフォーク部分の保存状態も完璧と申し上げて良い状態です。
後方より撮影しますと、眼の上に生えた棘がシルエットとして浮かび上がります。天敵もうかつに眼を攻撃できませんね。
側面からご覧いただきましょう。凸部を乗り越える瞬間のような、迫力あるポーズ。
母岩10センチ、本体背周り計測で55ミリほどあります。
100円玉との比較。今や入手が大変困難になった、「極めて上質」のワリセロプス・ショートフォークです。これからも大切にしていただける方にお譲りできればと思っています。
商品スペック
商品ID | tr1236 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 今や、入手困難、これぞ白眉、極めて上質な保存状態を誇る、ショートフォークこと、ワリセロプス・リンドエイ(Wallicerops lindoei) |
産地 | Timrhanrhart Formation Foum Zguid, Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測約5.5cm (うちフォーク部分約1.3cm)母岩含め全体10cm×7.2cm×高3cm |
商品解説 | 今や、入手困難、これぞ白眉、極めて上質な保存状態を誇る、ショートフォークこと、ワリセロプス・リンドエイ(Wallicerops lindoei) |
この商品を購入されたお客様のお声
ショートフォーク届きました。丁寧な梱包、ありがとうございます。一部欠損はあるものの、約4億年前の三葉虫がこの状態で良く残ったなと思います。思いきって購入しましたが、悔いはありません。化石購入で心配なことは、家族で、この価値を理解してくれる者がいるかな?ということ。縁あって我が家に来てくれた貴重な標本を、宝物として残していきます。
兵庫県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。