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珍しい!米国ウィスコンシン州のシルル紀のライムストーンから発見された三葉虫、カリメネ(Calymene)のマルチプレート標本/【tr1219】
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こちらは米国ウィスコンシン州の石灰岩から採集された、非常にレアなカリメネです。一般的にはあまり市場に出回らない産地からの個体です。オクラホマなどと比べると、やや色が濃い目です。
本体カーブ計測52ミリに達する、同地域の標本としては、大きめの個体です。およそ4億年前(シルル紀)の地層から発見された、非常に古い三葉虫です。当時、ウィスコンシン州は赤道の南にあり温暖な海域だったと考えられています。サンゴ礁には三葉虫、腕足類、棘皮動物などが生息しており、現在化石として発見されています。
複数個体のカリメネがいます。
こちらにはまた別の個体の部分化石が保存されています。
大きい個体と小さい個体がいます。
こちらはメインの5センチ級。
このように立体的な造りとなっています。母岩がご覧のように真っ平らでないため、座りの安定性にやや欠けるものの、良い角度で止まる箇所があります。
母岩全体12センチほど。大きい個体はカーブ計測で5センチほどあります。
100円玉との比較。米国ウィスコンシン州のシルル紀のライムストーンから発見された三葉虫、カリメネのマルチプレート標本です。
商品スペック
商品ID | tr1219 |
---|---|
年代 | 古生代シルル紀(4億4600万 -- 4億1000万年前) |
学名 | 珍しい!米国ウィスコンシン州のシルル紀のライムストーンから発見された三葉虫、カリメネ(Calymene)のマルチプレート標本 |
産地 | Wisconsin, U.S.A. |
サイズ | 本体カーブ計測5.2cm 母岩含め全体12.3cm×9.5cm×11.6cm |
商品解説 | 珍しい!米国ウィスコンシン州のシルル紀のライムストーンから発見された三葉虫、カリメネ(Calymene)のマルチプレート標本 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。