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レア!南米ボリビア産の三葉虫、ファコプスのノジュール化石。3つに分離/【tr1215】
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こちらはボリビア産のファコプス目に分類される三葉虫です。属名までは同定に至りませんでした。発達した大きな眼が最大の特徴です。
ご覧のように3つの石からなります。もとはノジュールでした。左下が本体側(ポジティブ)、上と右側が陰影側(ネガティブ)です。ネガティブ、つまり本体の裏側が保存されている点がノジュールの魅力の一つですね(一般的な化石はポジティブのみが保存されています)。
ご覧のように非常に大きな眼が広い視野を確保しているように見えます。
小さなレンズが多数集まって構成されている複眼が備わっていました。
ノジュールとは、遺骸から発せられるアンモニアと海水のカルシウムとが反応してできた炭酸カルシウムが遺骸の周りに固まった丸いボールのような構造物のことです。ハンマー等で割ると、内部からご覧のように上質の化石が発見されることがあります。ノジュールに守られるため、本体の保存状態は一般的に良好です。
大きな複眼。少なくとも180度以上は視野がありそうです。複眼は高速で動く物体を捉えるのに適していると言われています。天敵から身を守る時に役立ったのでしょうか。三葉虫が食べたいたものについては、コラム「三葉虫は一体何を食べていたのか?スカベンジャーだったのか?」を御覧ください。
3つに分解できます。
合わせるとこのような感じです。眼がノジュールに保護されていたことがよく分かりますね。
本体の大きさは背周り計測で44ミリです。
100円玉との比較。南米ボリビアのファコプス目に分類される三葉虫の化石です。
商品スペック
商品ID | tr1215 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | レア!南米ボリビア産の三葉虫、ファコプスのノジュール化石。3つに分離 |
産地 | Bolivia |
サイズ | 本体カーブ計測4.4cm 母岩含め全体3.6cm×3.4cm×厚3.1cm |
商品解説 | レア!南米ボリビア産の三葉虫、ファコプスのノジュール化石。3つに分離 |
この商品を購入されたお客様のお声
息子の誕生日プレゼント用で利用させて貰いました。注文や発送もスムーズで安心してやり取りができ、信頼感してお任せすることができました。おまけもいただけたので娘めたプレゼントする事ができました。ありがとうございました!
東京都/女性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。