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親子のような愛らしい標本!お父さんでかい!最も名の知れた三葉虫、エルラシア・キンギ(Elrathia Kingi)の二個体の化石/【tr1199】
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こちらは米国ユタ州のカンブリア紀の地層から採集される、最古の三葉虫の一つ、エルラシア・キンギです。しかも、親子のような二個体の標本です。どちらも保存状態は上々です。
まずはお父さんのほうを撮影しました。27ミリほどあります。エルラシア・キンギとしては非常に立派な体躯の持ち主と言えるでしょう。エルラシア・キンギは生物らしい生物が誕生したい時代であるカンブリア紀に現れた非常に古い三葉虫です。小判のような丸く薄い姿をしています。古生代中期頃の進化した三葉虫に比べると、非常にシンプルな構造をしています。代表的な三葉虫として図鑑や教科書に掲載されることが多いため、化石に明るくない人でもご存知かもしれません。
お次は可愛らしいベイビーのほうを撮影。小さいながら保存状態は上々です。左側のフリーチークが保存されている点にご注目ください。便宜上、ベイビーと書きましたが、15ミリ近くあり、実は決して小さくありません。平均かやや小さいくらいです。
長さは27ミリと15ミリの標本ですが、面積比では3倍以上あります。「お父さん」がいかに大きいか感じていただけるでしょうか。
裏面です。非鑑賞面ゆえラフなクリーニングに留められています。
お父さん、でかい!
100円玉との比較。最も名の知れた三葉虫、エルラシア・キンギの二個体の化石です。
商品スペック
商品ID | tr1199 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 親子のような愛らしい標本!お父さんでかい!最も名の知れた三葉虫、エルラシア・キンギ(Elrathia Kingi)の二個体の化石 |
産地 | Utah, U.S.A. |
サイズ | 3.4cm×1.9cm×厚0.4cm |
商品解説 | 親子のような愛らしい標本!お父さんでかい!最も名の知れた三葉虫、エルラシア・キンギ(Elrathia Kingi)の二個体の化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
「いいなぁパパ、三葉虫持ってて」と息子。そんな息子に何か三葉虫を購入する理由を探したところ、ちょうど夏休み真っ只中。宿題が終わった頑張り賞に内緒で用意することにしました。2週間後、無事に宿題を終えた息子に、頑張り賞のエルラシア・キンギの大小が仲良くくっついているものをプレゼント。「ヨッシャーッ!」と雄叫びをあげてガッツポーズ。「これ何て言う種類なの?」から始まり、10個くらい質問攻撃。それが終わると。ケースに入れて、「オレの博物館」(衣装ケースの引き出しに、化石や鉱物や昆虫、貝殻、魚の骨、面白いかたちの木の枝等が収蔵されている)にしまっていました。 数日後、息子が「オレの博物館」からエルラシア・キンギを持ち出し、私の膝にちょこんと座り、しばらく化石を眺めていると、こんな可愛いことを言いました。「このちっこいのオレ、おっきいのがパパね」息子よ、次のおねだりは何だい!?
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。