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立派、上質!古生代デボン紀の巨大三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)の堂々たる個体/【tr1197】
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こちらは古生代デボン紀の巨大三葉虫、ドロトプス・メガロマニクスです。種小名が表すように、メガサイズの体躯を持つファコプス目に属する三葉虫です。
本体カーブ計測138ミリ!手のひらと比べても驚くべき大きさ。
三葉虫は海底を這うように棲息していた海棲生物です。現世には似たような生物は存在しませんが、古生代には海の主役といってよいほど繁栄し、その種類は数千種類以上に達していたとされています。
非常に大きな丸い頭部が特徴です。
大きな眼も特徴の一つ。多数のレンズが集積し一つの眼を形造っていました。いわゆる複眼です。
複眼は素早く動き物体を捕らえるのに適していると言われています。現世の多くの昆虫が複眼を有しています。自身が速く動く、あるいは素早く動く獲物をとらえるのに適していると考えられます。
三葉虫は生物史のごく初期に視力を獲得した生物として知られています。この眼でいったい何を見ていたのでしょうか。
ほぼ左右対称の美しい標本です。
裏面から撮影。
大きな母岩の上にドスンと鎮座しています。いかにもメガロマニクスらしい迫力あり!
18センチの母岩に13センチを超える立派なメガロマニクスが鎮座しています。
100円玉との比較。デボン紀の巨大三葉虫、ドロトプス・メガロマニクスの堂々たる個体です。
商品スペック
商品ID | tr1197 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 立派、上質!古生代デボン紀の巨大三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)の堂々たる個体 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測13.8cm 母岩含め全体18.3cm×11.9cm×高8.4cm |
商品解説 | 立派、上質!古生代デボン紀の巨大三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)の堂々たる個体 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。