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最も名の知られた三葉虫、米国ユタ州産、エルラシア・キンギ(Elrathia kingi)の化石。二個連結!/【tr1193】
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こちらは、米国ユタ州ミラード郡にあるウィーラー層より最終された、カンブリア紀の三葉虫、エルラシア・キンギです。2つの個体が連結した化石です。
エルラシア・キンギはもしかしたら、最も名の知れた三葉虫かもしれません。この特徴的な小判型の姿は、代表的な三葉虫として図鑑や教科書に掲載されることが多いため、三葉虫に明るくない人でも見たことがあるのではないでしょうか。
裏面です。一部母岩が残っています。
エルラシア・キンギはカンブリア紀の地層から見つかることでも分かるように、非常に古い三葉虫です。最も原始的と言っても良いかも知れません。薄く平板でシンプルな頭部、体節部から成ります。尾部は非常に小さく、全体として小判のような形をしています。このあとの時代に現れる三葉虫はより立体的で、複雑な形へと進化していきました。
100円玉との比較。それぞれの個体は平均サイズを上回っています。立派です。
商品スペック
商品ID | tr1193 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 最も名の知られた三葉虫、米国ユタ州産、エルラシア・キンギ(Elrathia kingi)の化石。二個連結! |
産地 | Wheeler Formation, Millard County, Utah, U.S.A. |
サイズ | 3.9cm×3cm×0.6cm |
商品解説 | 最も名の知られた三葉虫、米国ユタ州産、エルラシア・キンギ(Elrathia kingi)の化石。二個連結! |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。