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親子のようなユーモラスな姿にご注目ください!複眼の保存状態上々。巨大三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)の化石/【tr1168】
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こちらは親子のように揃ったドロトプス・メガロマニクスのマルチプレート化石です。
ドロトプス・メガロマニクスはファコプス目のなかでも最大級のサイズを誇る三葉虫です。体長に加えてボリュームもある三葉虫です。
やや右側の個体のほうが大きく153ミリ(最大級に近い大きさ)、左の個体は129ミリです。
大きな頭鞍部とブツブツ。メガロマニクスの象徴的な部位。
ファコプス目の三葉虫といえば複眼。複数のレンズが寄り扱って一つの眼を形成しています。
体節部。
ドロトプス・メガロマニクスの体節には柔軟性があり、ダンゴムシのように体を丸めることができたと考えられています。
特徴的な複眼。
小さなレンズの集合体なのです。
ブラックライトの照射によるテストでは、レジン等による修復は見つかりませんでした。
親子のようなユーモラスな姿。
裏側から撮影。写真左側を上下に走るラインは接着痕と見られます。発見当時一部割れがあった部分を接着したと推察されます。
最大級のメガロマニクスとそれに近い個体が合わさった面白い標本です。
100円玉との比較。
商品スペック
商品ID | tr1168 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 親子のようなユーモラスな姿にご注目ください!複眼の保存状態上々。巨大三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)の化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測15.3cm 12.9cm 母岩含め全体15.4cm×12.7cm×厚6cm |
商品解説 | 親子のようなユーモラスな姿にご注目ください!複眼の保存状態上々。巨大三葉虫、ドロトプス・メガロマニクス(Drotops megalomanicus)の化石 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。