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傑作!!あのドイツの著名プリパレーター、ホースト氏の作品、新種ともされるコラムの極めて上質な逸品(Comura new sp.)/【tr1160】
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こちらはモロッコ産の三葉虫、コラムです。三葉虫コレクターなら憧れの標本ですね。コムラといえばバルチンキですが、こちらはバルチンキではありません。こちらはかの有名なドイツのプリパレーター、ホースト氏の作品ですが、彼はこれを「new sp.」つまり、新種としています。正確にはコラムのどの種小名にも明確に該当しない、不明種といった意味になるでしょう。
保存状態やクリーニングレベルについてはホースト氏の作品ということもあり、申し分ありません。ベストクオリティです。
コムラといえば棘。棘といえばコムラ。それほど刺々しい見た目を持つコラムですが、本標本も例外ではありません。各部細かく剖出された見事な標本です。
この精度を御覧ください。こういった細部にクリーニングの精度の高さが現れます。
体節から尾板へのセクション。フリルや棘などこれ以上ない完璧な仕上がりです。
特徴的な吻部、突き出た頭鞍部、大きな2つの眼。
ややスリムな印象を受けます。
このレベルのコラムは一期一会。いつでも手に入る代物ではありません。こちらの標本は国内のヘビーコレクターからの放出品です。一般マーケットでは販売されることはほとんどないレベルの標本です。
複眼をご覧いただきましょう。ファコプス目の三葉虫といえばこの複眼。三葉虫は生物史のごく初期に視力を獲得した生物の一つです。この立派な複眼で何を見ていたのでしょうか。カラーで見えていたのでしょうか。視野はどれほどあったのでしょうか。眼は動いたのか、それとも固定されていたのか。今となって想像の域を出ませんが、興味は尽きません。
中央の隆起部分から上向きの棘が生えています。いずれも完璧に保存されています。クリーニングの精度に驚くばかり。
母岩の整え方にもこだわりを感じます。母岩のサイズや面取りも作品のうち、ということなのでしょう。
本体カーブ計測85ミリ。大きい!
100円玉との比較。ドイツの著名プリパレーター、ホースト氏の作品、新種ともされるコラムの極めて上質な逸品です。
商品スペック
商品ID | tr1160 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 傑作!!あのドイツの著名プリパレーター、ホースト氏の作品、新種ともされるコラムの極めて上質な逸品(Comura new sp.) |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測8.5cm 母岩含め全体10.3cm×7.5cm×高3.4cm |
商品解説 | 傑作!!あのドイツの著名プリパレーター、ホースト氏の作品、新種ともされるコラムの極めて上質な逸品(Comura new sp.) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。