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ビッグなサイズ!米国ユタ州の公式の化石!ザ・三葉虫ことエルラシア・キンギ(Elrathia kingi)の化石/【tr1159】
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こちらは米国ユタ州のウィーラー層で採集された、ザ・三葉虫こと、エルラシア・キンギです。ウィーラー層は古生代カンブリア紀の地層が広がっている世界的な化石産地の一つです。カンブリア紀というと、生物らしい生物が誕生した頃。生物史のごく初期に誕生した三葉虫でさえも原始的な種類しかいなかった頃です。エルラシア・キンギはまさに三葉虫の始祖のような存在です。極めてシンプルで原始的な構造を持ち、まるで小判のような形をしていました。
三葉虫といえば、この形。名前は知らなかったけれど、図鑑や教科書で見ました、という人もいらっしゃるのでは?それほど有名な三葉虫です。
ユタ州では、同地域からこの化石が産することを讃えて、州の公式の化石として認定しているほどです。こちらの個体は頭部の左右の部位である自由頬(フリーチーク)が保存されています。エルラシア・キンギはこの部分がよく脱落しているので、評価できるポイントなのです。
体節から尾板のセクション。この時代の三葉虫は尾板が非常に小さく、体節に柔軟性もないので、自然と小判のような形になります。
エルラシア・キンギとしてはかなりのオーバーサイズ。大きい!
裏面も少しクリーニングが施されています。
最大部33ミリほどある”大物”です。
100円玉と比較するとその大きさが伝わるでしょうか。エルラシア・キンギのコレクターならなお分かるこのサイズ。
自由頬の位置について。
商品スペック
商品ID | tr1159 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | ビッグなサイズ!米国ユタ州の公式の化石!ザ・三葉虫ことエルラシア・キンギ(Elrathia kingi)の化石 |
産地 | Wheeler Formation, Millard County, Utah, U.S.A. |
サイズ | 3.3cm×2.4cm |
商品解説 | ビッグなサイズ!米国ユタ州の公式の化石!ザ・三葉虫ことエルラシア・キンギ(Elrathia kingi)の化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
エルラシア・キンギ届きました。子供のころ図鑑を見て、あこがれでした。意外と体が平坦で驚きましたが、フリーチーク付き、できるだけ大きいもの、二つの条件を満たす個体でまずまずです。コレクションが賑やかになってきました。
兵庫県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。