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怪物!カンブリア紀中期の特大三葉虫、アカパラドキシデス(Acadoparadoxides )/【tr1135】
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こちらはモロッコ産のアカドパラドキシデスです。レドリキア目を代表する大型三葉虫で、こちらの個体はなんと全長30センチを超えます。母岩込みで38センチという大迫力の標本です。この平板状のフォルムからも分かるように、原始的な特徴を持つこの三葉虫は、カンブリア紀中期(およそ5億年前)に棲息していました。
モロッコで採集されるアカパラドキシデスの色にはライトブラウンとダークブラウンの2種類があります。産地の違いによると思われます。こちらはライトブラウンです。
体節部から尾部にかけて縁部にはフリルのような部位が多数見られます。
付属のスタンドを使えば立てて展示することもできます。
海底に身を隠して上方をのぞくののに適した薄い体と目。
体を丸めた個体は見たことがないため、体節部に柔軟性はさほどなく、いつもこのようなポーズだったと考えられます。
尾部は体節部に比べると非常に小さい。初期の三葉虫に共通する特徴です。
裏面を撮影。クリーニング痕こそあれど、ほぼ平らにカットされています。平置き時に安定します。
厚いところで26ミリ。
均整の取れたポーズ。
本体最大部30センチ強、母岩を合わせると38センチほどあります。
100円玉との比較。モロッコ産の特大の三葉虫、アカパラドキシデスです。
商品スペック
商品ID | tr1135 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 怪物!カンブリア紀中期の特大三葉虫、アカパラドキシデス(Acadoparadoxides ) |
産地 | Alnif, Morocco |
サイズ | 本体直線距離30.5cm×21.3cm 母岩含め全体38cm×28cm×厚2.6cm |
商品解説 | 怪物!カンブリア紀中期の特大三葉虫、アカパラドキシデス(Acadoparadoxides ) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。