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2002年に国内に入ったオールドコレクション!超の付く人気三葉虫、シコピゲ・エレガンス(Psychopyge elegans)の上質標本/【tr1101】
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こちらはモロッコ産の、超の付く人気三葉虫、シコピゲ・エレガンスの一級標本です。そばにはファコプス目の三葉虫が居ます。
シコピゲ・エレガンスといえば、最も人気のある三葉虫の一つ。しかしながら、その個体数は少なく、市場で取引される数も限られています。年に数回、ご紹介できれば良いほうです。こちらの個体は最上級レベルの非常に美しい標本です。
シコピゲといえば、このショベルのような大きな棘。見事に完全保存されています。
シコピゲの特徴の一つは、体節から左右に大きく張り出したフリルのような棘の数々。
エレガンスの種小名にふさわしい、美しい棘の数々。失われやすい尾板から伸びる、すべてのフリルが保存されています。
このように全部位が完全に保存されている極めて美しい標本です。一般的なシコピゲよりやや前方に伸びるショベルが大きいように感じられます。
シコピゲの頬棘は非常に長く失われやすい箇所ですが、ご覧のように完全に保存されています。しかも母岩によって保持されているため、破損する恐れがありません。
また、側面から見た時の迫力は凄まじいものがあります。
ファコプス目に属するシコピゲはレンズが多数備わった複眼を持っています。御覧ください、このすさまじい保存状態。4億年近く経過してもなおも残存している、非常に希少な眼。もちろん極めて高度なクリーニング処理によるものです。ちなみに、こちらの個体は2002年に国内に入ったオールドコレクションです。
全身の棘という棘が立体的に保存されています。
前方のショベルの使いみちははっきりしていませんが、海中を掘るために使ったのかもしれませんね。いかにも海底を移動するのに適したフォルムをしています。
反対サイドの複眼の保存状態も特筆すべきものがあります。
御覧ください。最高レベルと言って良い仕上がり。また側面からみると軸から上方に伸びるトサカのような棘を観察できます。クリーニング技術の高さが伺えます。
左複眼をアップで撮影。
こちらにはエンロール体勢をとったファコプス目の三葉虫が居ます。
超の付く人気三葉虫、シコピゲの極めて上質な化石です。
本体直線計測95ミリ。本標本に相応しい、特注の専用高級展示ケースをおつけします。
商品スペック
商品ID | tr1101 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 2002年に国内に入ったオールドコレクション!超の付く人気三葉虫、シコピゲ・エレガンス(Psychopyge elegans)の上質標本 |
産地 | Issoumour, Morocco |
サイズ | 本体直線距離(棘先まで)9.5cm 母岩含め全体10.2cm×8.1cm×高3.7cm |
商品解説 | 2002年に国内に入ったオールドコレクション!超の付く人気三葉虫、シコピゲ・エレガンス(Psychopyge elegans)の上質標本 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。