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国産マニアックシリーズ!非常に珍しい陸前高田市産の三葉虫、シュードフィリプシア(Pseudophillipsia spatulifera)の化石/【tr1100】
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こちらは岩手県陸前高田市飯森で採集された三葉虫です。頭部は欠損しています。
国産の三葉虫は非常に珍しく、滅多に入手できません。こちらの個体はシュードフィリップシア・スパチュリフェラです。
頭鞍部が欠損していますが、軸の隆起など特徴がよく現れています。
こちらは裏面ですが、2011年10月18日という採集日と思しき年月日が記載されています。
側面から撮影。無骨が母岩がそのまま残されています。
岩手県陸前高田市には古生代ペルム紀の地層が存在があり、海中生物の化石が採集されます。
100円玉との比較。非常に珍しい陸前高田市産の三葉虫、シュードフィリプシアの化石です。
商品スペック
商品ID | tr1100 |
---|---|
年代 | 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前) |
学名 | 国産マニアックシリーズ!非常に珍しい陸前高田市産の三葉虫、シュードフィリプシア(Pseudophillipsia spatulifera)の化石 |
産地 | 岩手県 日本 |
サイズ | 本体直線距離1.6cm 母岩含め全体11.4cm×9.5cm×最厚部1.6cm |
商品解説 | 国産マニアックシリーズ!非常に珍しい陸前高田市産の三葉虫、シュードフィリプシア(Pseudophillipsia spatulifera)の化石。陸前高田市飯森 |
この商品を購入されたお客様のお声
中学生です。私の蒐集品に新しい風が吹きました。これまで欲しくても手に入らなかった日本産・ペルム紀の三葉虫が、ついに私のもとへやってきました。日本産の三葉虫は、産地がほとんど閉鎖されているため、自分で採集することは難しく、市場に出回っているのもほとんど見かけませんでした。また、ペルム紀の三葉虫も日本などアジアでの産出が多いようです。しかし、それらの産地ではあまり商業的な採掘が行われていないらしく、長らく入手できずにいました。しかし、インターネットなどで他の方のコレクションを見ますと、必ずペルム紀のものを含む日本産の三葉虫が入っているのです。ですから、いつか私も日本産の三葉虫を手に入れたいと思っており、この商品を見たときには「これが望んでいたものだ」と思い、購入いたしました。
実際届いたものを見てみますと、思っていたより大きいことに驚きました。尾板の長さが1.5cm程ありますから仮に頭部・胸部・尾板が同じ長さであったとすると、この個体は生前5cm近くあったことになります。これはProetida目の中では相当大きいですし、私の蒐集品の中でも大きいものです。また、同じ母岩にコケムシなどの化石と思わしき化石が複数あり、当時この三葉虫が見ていた世界について想像をかきたてられます。さらに、日本産のペルム紀の三葉虫は表面が荒いものが多いですが、今回の標本は尾板だけではあるものの表面の状態が非常によく、尾節などが良く残っており、感激の一言です。そして、きれいな尾板とワイルドな母岩のマッチングが、もうたまりません。
最後に、このような博物館クラスの素晴らしい標本をお譲りいただき、誠にありがとうございました。スタンドやおまけまでつけて頂き、感謝の一言に尽きます。価格もリーズナブルで、よい買い物であったと感じています。今後ともよろしくお願い致します。
埼玉県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。