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大きい!三葉虫コレクターの憧れの標本、ブラックキャットマウンテン産の激レア三葉虫、フントニア・オクラホマエ(Huntonia oklahomae)/【tr1090】
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こちらは米国オクラホマ州ブラックキャットマウンテン産の三葉虫、フントニア・オクラホマエです。BCM産のフントニアといえば、三葉虫コレクションの最高峰の一つですよね。ヘビーコレクターを自認するなら一つは入手したい、そんなアイテムではないでしょうか。
やや圧縮を受けていますが、全形が保存されています。
プリパレーターの集中力が伝わってくるかのような、見事なクリーニングです。ブラックキャットマウンテン産の三葉虫の質感は独特で、当然カチコチの石なのですが、どこか有機的な味わいが感じられます。ロシア産のアサフスなどのキャラメル色の質感とも異なります。
こちらで3体目のフントニアの発表です。
キュッと引き締まったフントニアの尾板。
尾板からは細長い棘が生えています。こちらもフントニアの特徴です。
ファコプス目(もく)に分類されるフントニア。特徴的な多数のレンズで埋め尽くされた複眼が保存されています。
中央が高く隆起しているのも特徴の一つです。
この角度から見ると、盛り上がった軸をよく捉えることができます。
フントニアは頭鞍部が盛り上がっていて、眼も高く上方に伸びています。また頭部の先にはスコップ状の大きな棘があります。
右側の複眼もご覧いただきましょう。過去取り扱いのリングリファーに比べると本種オクラホマエはやや眼が高い特徴があります。
母岩の厚みは十分。
底部はラフながらフラットにまるめられていて平置き時に安定します。
正面から撮影。なかなか愛嬌があるお顔をされていらっしゃる。
本体カーブ計測8センチ!過去取り扱いのフントニアのなかでは圧倒的大サイズ。オクラホマエの特徴なのか、本個体がとりわけ大きいのか、定かではありませんが、体感1.5倍くらいの大きさがあります。
商品スペック
商品ID | tr1090 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 大きい!三葉虫コレクターの憧れの標本、ブラックキャットマウンテン産の激レア三葉虫、フントニア・オクラホマエ(Huntonia oklahomae) |
産地 | Haragan Formation, Clarita, Oklahoma, U.S.A. |
サイズ | 本体カーブ計測8cm 母岩含め全体8.5cm×7.1cm×厚4.2cm |
商品解説 | 大きい!三葉虫コレクターの憧れの標本、ブラックキャットマウンテン産の激レア三葉虫、フントニア・オクラホマエ(Huntonia oklahomae) |
この商品を購入されたお客様のお声
ブラックキャットマウンテン産のフントニア・オクラホマエを購入しました。化石でも立体的な目に驚きました。孫と46億年の地球の絵本を読むときにでも、貴重な化石を一緒に観察したいと思います。
神奈川県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。