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サンクトペテルブルク古生物学研究所の標本!見た目はアサフス、サイズは段違い!珍しいロシア産三葉虫、シュードアサフス(Pseudasaphus)/【tr1080】
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こちらはロシア産のビッグな三葉虫、シュードアサフス(Pseudasaphus)です。本体カーブ計測で11センチに達する大物であります。シュードアサフスとは、シュード(Pseud)+アサフス(asaphus)の組み合わせで説明される属名で、一般にシュード(Pseud)は接頭語として機能します。意味としては、「似ているけれども異なるもの」となりますので、アサフスに似ているけれども、異なるもの、理解すると良いでしょう。ご覧の通り、見た目はたしかにアサフスに似ていますが、これまで発見されたどのアサフスにも分類されないということから、シュードアサフスの属名が与えられたと推察されます。確かに、一般的なアサフスの仲間と比べると、明らかに大柄です。
こちらの個体はロシア産の三葉虫を扱う世界的なディーラー、サンクトペテルブルク古生物学研究所の作品です。極めて高いクリーニング技術を有し、博物館、教育機関をはじめ、個人コレクターにも標本を提供しています。
シュードアサフスは、アサフス専門のコレクターでもめったに見かけることがないはずです。
同研究所の丁寧にハイレベルなクリーニングが施されています。紫外線テストでは、わずかなレジン等による修復が見られますが、全体の1%にも満たない程度。ほぼナチュラルと言って良い、素晴らしい個体であります。
直線計測11センチの大物となれば、尾板も巨大。シュードアサフスの尾板は左右に広がっていて、縁部はややハットのように扁平です。
手のひらとの比較。この大きさ、伝わるでしょうか。
一般的なアサフスと比べると目の高さ、厚み、丸みともに大きい。
母岩のサイズ、厚みも十分。貴重な本体をしっかり守ります。
こちらは裏面です。安定度は申し分ありません。
驚愕のサイズ!
100円玉との比較。見た目はアサフスは体躯は段違いの、シュードアサフスです。
商品スペック
商品ID | tr1080 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | サンクトペテルブルク古生物学研究所の標本!見た目はアサフス、サイズは段違い!珍しいロシア産三葉虫、シュードアサフス(Pseudasaphus) |
産地 | Saint-Petersburg, Russia |
サイズ | 本体カーブ計測11.1cm 母岩含め全体17cm×13.3cm×厚4.8cm |
商品解説 | サンクトペテルブルク古生物学研究所の標本!見た目はアサフス、サイズは段違い!珍しいロシア産三葉虫、シュードアサフス(Pseudasaphus) |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。