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非常に希少!20センチ近い巨大なモロッコ産のアサフス(Asaphid trilobites)のネガポジ標本、しかもパーフェクトなノジュールを形成!/【tr1067】
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こちらはモロッコ産の三葉虫、アサフスのネガポジ化石です。アサフスといえばロシア産、あるいはフィランド産のイメージが強いですよね?ところが実はモロッコからも採集されます。しかも、モロッコのアサフスはロシア、北欧産と異なり、デカい!とんでもなく大きい。同じグループでも地域によってこれほどまでにサイズの違いが見られます。ちなみにこちらの個体は、本体直線計測19センチ!
手のひらいっぱいに広がる巨大サイズ。ロシア、北欧産だと属種にもよりますが、まあ10センチ未満が大変です。大きければ良いわけではありませんが、このサイズは魅力です。そして、モロッコ産のアサフスは圧倒的に少ない。希少なのです。
しかも、古生代オルドビス紀という極めて古い三葉虫でありながら、驚くほどの保存状態。頭鞍部の輪郭、左右に伸びる大きな頬棘、そして眼。さらには体節と総じて素晴らしい保存状態です。
アサフスといえば非常に大きな尾板を有していますが、モロッコ産でも同様です。この巨大な個体の尾板の迫力は段違い。平板に見えますが、側面から見ると非常に立体的でもあるのです。
そして、こちらがネガティブサイド。一つの化石であっても時に表と裏、2面が採集されることがあります。どういうことでしょうか。膨らんでいる側は化石の本体で、上の写真のように凹んでいる側は内部を内側からのぞいた状態になります。遺骸が泥を含むきめ細かい粒子に包まれて化石化した場合は、丸い卵のような石となります。いわゆるノジュールですね。ノジュールを割ると膨らんだ本体側と凹んだ裏側の2つが採集されることがあります。
ポジティブサイドです。膨らんでいることが写真からでも十分に伝わるのではないかと思います。こちらは化石の本体ということです。
さて、2つの標本を合わせるとノジュールになります。ご覧のようにまるで卵のようですね。英語圏ではMud ball(泥のボール)と呼ぶことも。
いかがでしょうか?この標本の素晴らしさ、希少性をご理解いただけたでしょうか。希少なモロッコ産のアサフスであること、古い時代の標本でありながら非常に大きく保存状態も良好であること、そして、見事なノジュール型の標本であること、など大変コレクション価値の高い逸品です。弊社の過去の売却済み標本をご覧いただくと分かりますが、この手の標本は数が少なく、ほしい時になかなか手に入りません。ぜひこの機会にご検討ください。
商品スペック
商品ID | tr1067 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 非常に希少!20センチ近い巨大なモロッコ産のアサフス(Asaphid trilobites)のネガポジ標本、しかもパーフェクトなノジュールを形成! |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体直線計測19cm 母岩含め全体(ネガポジ合わせて)19.7cm×18cm×厚5.8cm 3385g |
商品解説 | 非常に希少!20センチ近い巨大なモロッコ産のアサフス(Asaphid trilobites)のネガポジ標本、しかもパーフェクトなノジュールを形成! |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。