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ベリーベリーレア!非常に珍しいモロッコ産のアサフス(Asaphus)の化石。これから研究が進み価値がさらに高まる可能性あり!/【tr1009】
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こちらは非常に珍しいモロッコ産のアサフスです。アサフスといえば、ロシア・ヴォルコフ河流域周辺のオルドビス紀の地層から採集されるキャラメル色の標本を思い浮かべますが、実はモロッコからもアサフスの仲間が発見されています。こちらはそのうちの一体です。
モロッコ産のアサフスはロシア産と同様にオルドビス紀の地層(アトラス山脈)より発見されますが、一点、大きな違いがあります。それはサイズです。10センチになるロシア産のアサフスはどんな種であれ極めて希ですが、モロッコ産は写真のように、予想を遥かに上回る個体がいます。こちらは14センチを上回るビッグな標本です。
特徴的で大きな頬棘などはロシア産とよく似ています。
頭鞍部。ツバの広い縁部に比較的小さな眼。
体節のセクション。オルドビス紀の古い三葉虫らしく、柔軟性はそれほどなさそうです。
尾板まで保存されています。
特に欠損した部位のない上質の個体です。
頭鞍部を前方から撮影。体躯に対して、比較的小さな眼をしています。ロシア産の初期のアサフスに似た特徴を持っています。
平べったい体躯。この点も初期の三葉虫に近い特徴を持っています。
こちらは裏面です。
14センチ近い、立派な個体です。
100円玉との比較すると、その大きさが伝わるでしょうか。母岩との色の対比が明確でコレクションとして完成されています。モロッコ産のアサフスはまだ採集量が少なくとても希少です。これから研究が進み、その価値が高まってくる可能性があります。
商品スペック
商品ID | tr1009 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | ベリーベリーレア!非常に珍しいモロッコ産のアサフス(Asaphus)の化石。これから研究が進み価値がさらに高まる可能性あり! |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体直線距離14.3cm 母岩含め全体18.8cm×15.6cm×厚4.2cm |
商品解説 | ベリーベリーレア!非常に珍しいモロッコ産のアサフス(Asaphus)の化石。これから研究が進み価値がさらに高まる可能性あり! |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。