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アサフス・コワレフスキー/【tr099】
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商品スペック
商品ID | tr099 |
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年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万年前~4億4600万年前) |
学名 | アサフス・コワレフスキー |
産地 | ロシア・ボルコフ河流域 |
サイズ | 4.5cm(本体最長部) |
商品解説 | 小ぶりさがとってもかわいい! 三葉虫界のカタツムリこと、コワレフスキー君です。 アサフス・コワレフスキーは、オルドビス紀中期(4億8千年前)に現在のロシア近海に生息していた三葉虫の仲間。節足動物門・三葉虫綱・プティコパリア目・アサフス科に属する。 というのはよくある説明ですが、この三葉虫の最大の特徴は、長く伸びた眼の面白さも去ることながら、その”希少性”にあります。 この化石が産出するのはロシアのサンクトペテルブルグ(昔のスターリングラード)だけです。しかも、良質の標本となるとヴォルコフ河流域の堆積層からしか採れません。アサフス・コワレフスキーが闊歩したオルドビス紀時代には、東欧に内海があり、三葉虫が生存するに十分な環境がありました。 さらには細く長く飛び出した眼を完璧にクリーニングするためには、高い技術をもったプリパレーターの手を経由しなければなりません。 この細長い、カタツムリのような眼は海底に潜り込みつつ外の様子を伺うために使っていたようです。砂泥の中から潜水艦のように細長い眼をす~っと伸ばして辺りをうかがう様を想像してみてください。 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。