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副歯が残された面白いメガロドンの歯化石。フロリダ州産/【sh282】
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こちらは米国フロリダ州にあるリンの採掘場で採集されたメガロドンの歯化石です。リン鉱床からは良質の化石が採集されやすい傾向があります。生物の遺骸の周りに微生物が集まり有機物が分解されます。その後、鉱物へと徐々に変化していきますが、その過程でリンが遺骸や周囲の堆積物と結合することで、リン鉱床が形成されることがあります。そういった背景から、リン鉱床中に生物の化石が埋まっていることが多いのです。
こちらはメガロドンの歯の部分化石です。副歯が保存されている点が興味深いですね。
メガロドンは成長すると10メートル以上になったとされる巨大な肉食ザメで、およそ2300万年前から300万年前頃まで棲息していたとされています。300万年前というと、地球史のスケールでは極めて現世に近いと言えます。類人猿の歴史と一部が被っているほどです。現世最大の肉食ザメの一つ、ホホジロザメと比較的近縁にあるとされていますが、その体躯には大きな違いがあります。ホホジロザメに限らず、現世のどんなサメよりも大きいうえに、強靭な顎を持ち、獰猛かつ積極的なハンターであったと考えられています。
メガロドンの咬合力(噛む力)は、全時代全生物を通じて、最強とする説があるほど強大だったと考えられています。また広範囲の海洋に棲息しており、ほとんどの海域から化石が発見されています。それほど強大なメガロドンですが、300万年前に突如として海洋から姿を消しました。その絶滅の理由についてはいまだに議論がつづています。大きな気候変動による影響、クジラやアザラシの減少、シャチなどライバルの登場、遺伝的な要因などさまざまな説が唱えられています。
長辺計測にて、およそ7センチ弱。
100円玉との比較。副歯が残された面白いメガロドンの歯化石です。
商品スペック
商品ID | sh282 |
---|---|
年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | 副歯が残された面白いメガロドンの歯化石。フロリダ州産 |
産地 | Bone Valley Formation, Polk County, Florida, U.S.A. |
サイズ | 長いほうの辺に沿って6.9cm 厚1.3cm |
商品解説 | 副歯が残された面白いメガロドンの歯化石。フロリダ州産 |
この商品を購入されたお客様のお声
メガロドンの歯に興味深く購入させて頂きました。良心プライスでこれほどの状態に感動です。大変気に入りました。またよろしくお願いします。
北海道/男性
メガロドンとは?
ジョーズも真っ青、古代のサメはさらに3倍!!
名前の由来は大きなノコギリ歯の意味。当時の海を支配していた最凶の殺戮マシーン。サメの骨は軟骨であるため化石にはなりにくいのですが、歯はしっかり残ります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
ニューヨーク自然史博物館
サメは古代から存在する、生きた化石です。現在では、映画「ジョーズ」で出演?したホオジロザメが有名で、最大6mにも成長します。
しかし、メガロドンの大きさはそんなものではありません。これまで発見された中で最も大きなサイズは、なんと全長18m・体重30tのサイズがあったと言われています。これは現在のジンベーザメやマッコウクジラと同じくらいの大きさです。
もはや、サメではありません。巨大怪獣です!
以下の比較図をご覧下さい。ジョーズであれだけ恐怖だったホオジロザメがかわいく見えます。人間なんて、何の腹の足しにもならないでしょう。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
メガロドン、ホオジロザメ、ヒト
残念ながら??我々人類の祖先と共存した時代はありませんが、こんな猛獣がいたら、おちおち海釣りもできませんね。メガロドンは新生代第三紀中新世(600万年前)を最後に絶滅。類人猿アウストラロピテクスは400万年前に誕生。
何度でも生え変わるハンター仕様の歯
サメの歯は多生歯性で、生きている間に何度も生え変わります(人間は一度だけ)。折れても復活するまさにハンター専用のスペシャル仕様になっています(デンタルバッテリーと言います)。
しかも、歯の形が大きな主咬頭に加え、いわゆる返しのための副咬頭が付いており、一度噛み付いたものをしっかりとホールドする、恐ろしい仕組みになっています。化石になっても、副咬頭が確認できるタイプがあります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
2頭のクジラの仔を襲うメガロドン(想像図)