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当時の海の支配的捕食者、肉食ザメ、オトドゥス・オブリークスの歯化石/【sh199】
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こちらは、オトドゥス・オブリークスという名前の絶滅古代鮫の歯化石です。左右の副歯も保存された上質の標本です。
海由来の生物の化石は陸上生物のそれよりも、上質な保存状態を保ったものが多いです。風化しにくく、酸素が届きにくい深海に埋没することで、腐食が進みにくいケースが多いと考えられます。
歯根(しこん)付近の皺まで保存されています。
オトドゥスはおよそ6000万年前から4500万年前頃、世界中の海で繁栄した極めて大型の肉食ザメで、あのメガロドンの祖先とも言われています。
6600万年前にユカタン半島に隕石が落下したことに端を発する世界的な生物の大絶滅によって、それまで支配的な捕食者として君臨していた大型の海生爬虫類が姿を消し、そのニッチに飛び込んだのが、これら大型のサメでした。サメの仲間の優位は現世でも続いていますね。
100円玉との比較。
両面ともに非常に保存状態の良い歯化石です。
商品スペック
商品ID | sh199 |
---|---|
年代 | 新生代(6600万年前 -- 現在) |
学名 | 当時の海の支配的捕食者、肉食ザメ、オトドゥス・オブリークスの歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 長い辺に沿って4.9cm 厚0.8cm |
商品解説 | 当時の海の支配的捕食者、肉食ザメ、オトドゥス・オブリークスの歯化石 |
オトドゥスとは?
古代ザメ オトダス(Otodus)
Otodus obliquusは、絶滅したネズミザメの仲間です。新生代前期から中期にかけて(約6000万年前~約4500万年前)、世界中の海に生息していました。
生理学的な知識
オトダスは、歯化石と背骨が発見されます。他の軟骨魚類と同じように、オトダスは、(骨ではなく)軟骨で構成されています。オトダスの歯は、三角形の歯冠と、なめらかな歯のエッジ、歯根についている鋭い副歯によってできています。まれに、鋭いセレーション(歯のエッジのぎざぎざ)が観察される標本もあります。
オトダスはどれくらい大きかったか?
オトダスの化石は、この生物が、巨大な肉食性のサメであったことを示しています。現在知られている最も大きな歯は、高さ計測で104mmです。背骨は、幅12.7cm。こういったデータから、科学者は、体長9メートルに達したものと考えています。
オトダスは、どこにいたか?
オトダスは幅広い地域の海に生息していたと考えられています。アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北アメリカなど。
オトダスは、何を食べていたか?
オトダスは、海生の哺乳類、大きな魚はもちろん、他のサメさえもエサにしたと考えられています。当時の食物連載の頂点に君臨していました。
オトダスはメガロドンへと進化した。
オトダスは、最終的に、史上最大の肉食サメと知られるメガロドンの仲間へと進化したと科学者は考えています。証拠として、その中間的な歯が見つかっています。