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セレーションの保存状態に注目ください。メガロドン(Carcharodon megalodon)の10センチオーバー歯化石。/【sh170】
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こちらは、米国産のメガロドンの歯化石です。非常に均整のとれたフォルムにまず目がいきます。長い辺に沿って10センチオーバーの、状態の良い歯化石です。
メガロドンはサメの中でも巨大サイズを誇ることで知られています。推定される体長は10メートル、あるいはそれ以上とも言われ、新生代第三紀中新世における海の覇者として存在していたとされています。
本標本の一番の特徴はこのセレーション。両辺にセレーションがしっかり保存されています。非常に鋭く、実際、指で触れてみると、ステーキナイフのあのギザギザに触れたのと同じ感覚に襲われます。
2点目の特徴として、この均整のとれた全景が挙げられます。バランスが良く、見栄えがしますね。
サイズに比してこちらかなり厚みのあるタイプです。歯根(しこん)部にかけて急激に盛り上がっているためか、手にすると見た目以上にずっしりきます。
もう一度セレーションをご覧いただきたく、アップで。先端のみ一部セレーションが切れています。が、それ以外はびっしりと残っています。
こんなノコギリ歯でやられたら、一溜まりもないでしょう。メガロドンはクジラ類をも食していたと考えられています。
全体的に鋭いセレーションが目立つ、シャープな印象の本標本ですが、横から見るとかなり分厚いのです。
ルート部分。
シンメトリー性の高いフォルムとセレーション。メガロドン歯化石の大切な鑑賞ポイントです。どちらも譲れないという方にお勧めできる標本です。
商品スペック
商品ID | sh170 |
---|---|
年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | セレーションの保存状態に注目ください。メガロドン(Carcharodon megalodon)の10センチオーバー歯化石。 |
産地 | U.S.A. |
サイズ | 長いほうの辺に沿って10.2cm 厚2.7cm |
商品解説 | セレーションの保存状態に注目ください。メガロドン(Carcharodon megalodon)の10センチオーバー歯化石。 |
メガロドンとは?
ジョーズも真っ青、古代のサメはさらに3倍!!
名前の由来は大きなノコギリ歯の意味。当時の海を支配していた最凶の殺戮マシーン。サメの骨は軟骨であるため化石にはなりにくいのですが、歯はしっかり残ります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
ニューヨーク自然史博物館
サメは古代から存在する、生きた化石です。現在では、映画「ジョーズ」で出演?したホオジロザメが有名で、最大6mにも成長します。
しかし、メガロドンの大きさはそんなものではありません。これまで発見された中で最も大きなサイズは、なんと全長18m・体重30tのサイズがあったと言われています。これは現在のジンベーザメやマッコウクジラと同じくらいの大きさです。
もはや、サメではありません。巨大怪獣です!
以下の比較図をご覧下さい。ジョーズであれだけ恐怖だったホオジロザメがかわいく見えます。人間なんて、何の腹の足しにもならないでしょう。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
メガロドン、ホオジロザメ、ヒト
残念ながら??我々人類の祖先と共存した時代はありませんが、こんな猛獣がいたら、おちおち海釣りもできませんね。メガロドンは新生代第三紀中新世(600万年前)を最後に絶滅。類人猿アウストラロピテクスは400万年前に誕生。
何度でも生え変わるハンター仕様の歯
サメの歯は多生歯性で、生きている間に何度も生え変わります(人間は一度だけ)。折れても復活するまさにハンター専用のスペシャル仕様になっています(デンタルバッテリーと言います)。
しかも、歯の形が大きな主咬頭に加え、いわゆる返しのための副咬頭が付いており、一度噛み付いたものをしっかりとホールドする、恐ろしい仕組みになっています。化石になっても、副咬頭が確認できるタイプがあります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
2頭のクジラの仔を襲うメガロドン(想像図)