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天狗の爪?ドラゴンの舌?長い方の辺に沿って109ミリの立派なメガロドン(Carcharodon megalodon)の歯化石/【sh153】
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こちらは史上最大級の肉食ザメとして名高い、メガロドン(Megalodon)の歯化石です。長い方の辺に沿って109ミリある立派な標本です。
両面ともに美しいエナメル質を楽しめる保存状態の良い化石です。
メガロドンという名で知られるこの生物ですが、正確にはカルカロドン・メガロドン(Carcharodon Megalodon)の属種名が与えられています。カルカロドン属に分類される現存のメンバーといえば、ホオジロザメです。ちなみにホオジロザメの学名は、カルカロドン・カルカリアス(Carcharodon carcharias)です。このようにメガロドンとホオジロザメの関係は深いという考えが一般的ですが、近縁種ではないという説もあり、論争が続いています。
メガロドンの歯化石は他の強大な古代生物らと比較しても、圧倒的なサイズを誇ります。比較にならないと言っても良いくらいです。事実、史上最大の咬合力(こうごうりょく、噛む力のこと)であったと推定されています。
メガロドンの歯の稜線には鋭いセレーション(ギザギザの部分)があり、獲物の肉を切り裂くために使われました。ホオジロザメのハンティングスタイルと同様だとすれば、獲物をすぐに飲み込むのではなく出血死させて絶命至らしめた後、捕食した可能性もあります。獲物が元気なうちに飲み込もうとすると歯が折れて脱落する可能性があるためです。
メガロドンは現在も謎多き生物の一つです。というものの、歯化石はたびたび採集されるものの、全身骨格がほとんど発見されないためです。ご存知、サメの仲間は軟骨魚類で、骨格は化石として残りにくいのです。したがって、体長は現世の同系統のサメをもとに歯の大きさを比較して推計されたものです。それにより18メートルと見積もられていた時期がありましたが、現在の研究では、もう少し小さかったのではないかと考えられるようになりました。
100円玉との比較。古来の人間はこれを天狗の爪、あるいはドラゴンの舌などと考えたそうです。
長い方の辺に沿って109ミリの立派なメガロドンの歯化石です。
商品スペック
商品ID | sh153 |
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年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | 天狗の爪?ドラゴンの舌?長い方の辺に沿って109ミリの立派なメガロドン(Carcharodon megalodon)の歯化石 |
産地 | U.S.A. |
サイズ | 長いほうの辺に沿って10.9cm 厚2.2cm |
商品解説 | 天狗の爪?ドラゴンの舌?長い方の辺に沿って109ミリの立派なメガロドン(Carcharodon megalodon)の歯化石 |
メガロドンとは?
ジョーズも真っ青、古代のサメはさらに3倍!!
名前の由来は大きなノコギリ歯の意味。当時の海を支配していた最凶の殺戮マシーン。サメの骨は軟骨であるため化石にはなりにくいのですが、歯はしっかり残ります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
ニューヨーク自然史博物館
サメは古代から存在する、生きた化石です。現在では、映画「ジョーズ」で出演?したホオジロザメが有名で、最大6mにも成長します。
しかし、メガロドンの大きさはそんなものではありません。これまで発見された中で最も大きなサイズは、なんと全長18m・体重30tのサイズがあったと言われています。これは現在のジンベーザメやマッコウクジラと同じくらいの大きさです。
もはや、サメではありません。巨大怪獣です!
以下の比較図をご覧下さい。ジョーズであれだけ恐怖だったホオジロザメがかわいく見えます。人間なんて、何の腹の足しにもならないでしょう。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
メガロドン、ホオジロザメ、ヒト
残念ながら??我々人類の祖先と共存した時代はありませんが、こんな猛獣がいたら、おちおち海釣りもできませんね。メガロドンは新生代第三紀中新世(600万年前)を最後に絶滅。類人猿アウストラロピテクスは400万年前に誕生。
何度でも生え変わるハンター仕様の歯
サメの歯は多生歯性で、生きている間に何度も生え変わります(人間は一度だけ)。折れても復活するまさにハンター専用のスペシャル仕様になっています(デンタルバッテリーと言います)。
しかも、歯の形が大きな主咬頭に加え、いわゆる返しのための副咬頭が付いており、一度噛み付いたものをしっかりとホールドする、恐ろしい仕組みになっています。化石になっても、副咬頭が確認できるタイプがあります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
2頭のクジラの仔を襲うメガロドン(想像図)