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極めて保存状態の高い!光沢が眩い!メガロドン(Carcharodon megalodon)の歯化石/【sh137】
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こちらは260万年前に絶滅したとされる古代鮫、メガロドンの歯化石です。
最大級のメガロドンは現世最大の肉食ザメであるホホジロザメの3倍以上長く、脊椎動物史上最大の捕食者の一つとされています。
メガロドンは謎多き生物でもあります。前述の全長についても、歯の大きさから推定された長さです。というのも軟骨魚類であるサメの骨は化石として残りづらく、全身骨格の化石が発見されていないためです。
このような手の平サイズの歯化石は中世から発見されていました。当時のサイエンスではこれが古代の巨大ザメの歯化石とは考えつかず、なんとドラゴンや巨大な蛇の歯化石ではないかと真剣に考えられていたのです。1666年になり、ニコラス・ステノにより、現世のサメの歯と比較することで、これがサメの歯の化石だとわかったのです。
歯化石の稜線には鋭いセレーションが残されています。
先端まで残された抜群に美しい歯化石です。
歯の表面には美しい光沢があります。
歯根、歯冠、セレーション、エナメル質と、どこをとっても申し分のない保存状態。
セレーションのアップ。
メガロドンの歯化石は世界中で採集されています。当時の世界中の海の食物連鎖の頂点に君臨していたことでしょう。
その獲物は、古代のクジラだったと考えられています。事実、古代クジラの骨からメガロドンの歯によると思われる噛み跡が残されているのです。
もう一つ面白い事実があります。メガロドンは現世のホホジロザメと共存していた時期があります。ホホジロザメでさえ、メガロドンのハンティングの邪魔をしないように気を使っていたに違いないでしょう。
海の覇権を集中に収めていたメガロドンですが、260万年前にその姿を消してしまいます。絶滅の理由はいまだ論争中ですが、エサである古代クジラが減少したことが大きな理由だと考えられています。古代クジラの減少については気候変動によるとも、そうではないとも言われています。
がっしりとした歯根。歯茎のなかに収まっていた部分です。これほど太い歯根を持つメガロドンの歯化石ですが、実は抜けやすかったのです。神田獲物が暴れて歯が折れたり、顎を傷めないようになっていたためでしょう。歯が折れてもすぐに次の歯が生えてきました。これは現世のホホジロザメに共通する特徴でもあります。
100円玉との比較。極めて保存状態の高い、見事な逸品です。
商品スペック
商品ID | sh137 |
---|---|
年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | 極めて保存状態の高い!光沢が眩い!メガロドン(Carcharodon megalodon)の歯化石 |
産地 | South Carolina, U.S.A. |
サイズ | 長いほうの辺に沿って7.8cm |
商品解説 | 極めて保存状態の高い!光沢が眩い!メガロドン(Carcharodon megalodon)の歯化石 |
メガロドンとは?
ジョーズも真っ青、古代のサメはさらに3倍!!
名前の由来は大きなノコギリ歯の意味。当時の海を支配していた最凶の殺戮マシーン。サメの骨は軟骨であるため化石にはなりにくいのですが、歯はしっかり残ります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
ニューヨーク自然史博物館
サメは古代から存在する、生きた化石です。現在では、映画「ジョーズ」で出演?したホオジロザメが有名で、最大6mにも成長します。
しかし、メガロドンの大きさはそんなものではありません。これまで発見された中で最も大きなサイズは、なんと全長18m・体重30tのサイズがあったと言われています。これは現在のジンベーザメやマッコウクジラと同じくらいの大きさです。
もはや、サメではありません。巨大怪獣です!
以下の比較図をご覧下さい。ジョーズであれだけ恐怖だったホオジロザメがかわいく見えます。人間なんて、何の腹の足しにもならないでしょう。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
メガロドン、ホオジロザメ、ヒト
残念ながら??我々人類の祖先と共存した時代はありませんが、こんな猛獣がいたら、おちおち海釣りもできませんね。メガロドンは新生代第三紀中新世(600万年前)を最後に絶滅。類人猿アウストラロピテクスは400万年前に誕生。
何度でも生え変わるハンター仕様の歯
サメの歯は多生歯性で、生きている間に何度も生え変わります(人間は一度だけ)。折れても復活するまさにハンター専用のスペシャル仕様になっています(デンタルバッテリーと言います)。
しかも、歯の形が大きな主咬頭に加え、いわゆる返しのための副咬頭が付いており、一度噛み付いたものをしっかりとホールドする、恐ろしい仕組みになっています。化石になっても、副咬頭が確認できるタイプがあります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
2頭のクジラの仔を襲うメガロドン(想像図)