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美しいキャラメル色のエナメル質にご注目!絶滅古代鮫オトダスの歯化石/【sh135】
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こちらは新生代に棲息していた絶滅古代鮫、オトダスの歯化石です。白亜紀の海を跋扈していた巨大な海棲爬虫類に取って代わって食物連鎖の頂点に君臨しはじめたのが、大型のサメ類です。
白亜紀の海棲爬虫類(モササウルスやエラスモサウルス等)と古代鮫の異なる点はいくつもありますが、大きな違いとして、サメ類は軟骨魚類ゆえ歯以外の化石が残りにくいという点が挙げられます。と同時に、サメはデンタルバッテリー構造を備えている点、歯化石の数量は比較的多いのです。
そうした背景から、属名が歯にちなんだものが多いです。今回のオトダスという属名についても、例外ではありません。歯の形が「耳」に似ているという理由で、「耳の形をした歯」という名前が付けられています・・・。
比較的削りやすいリン酸塩でできた岩。底面は平らです。
副歯が残されています。
歯根(歯茎に埋まっている部分)を底部から撮影。ゆがみ等ありません。
この標本の特徴はなんといっても、このエナメル質、そして美しいキャラメル色。
乳白色の歯根とのコントラストが美しい。
100円玉との比較。非常に美しいキャラメル色のエナメル質にご注目下さい。
商品スペック
商品ID | sh135 |
---|---|
年代 | 新生代(6600万年前 -- 現在) |
学名 | 美しいキャラメル色のエナメル質にご注目!絶滅古代鮫オトダスの歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 長い辺に沿って6.6cm 母岩含め全体 9.8cm×8.4cm×4.5cm |
商品解説 | 美しいキャラメル色のエナメル質にご注目!絶滅古代鮫オトダスの歯化石 |
オトドゥスとは?
古代ザメ オトダス(Otodus)
Otodus obliquusは、絶滅したネズミザメの仲間です。新生代前期から中期にかけて(約6000万年前~約4500万年前)、世界中の海に生息していました。
生理学的な知識
オトダスは、歯化石と背骨が発見されます。他の軟骨魚類と同じように、オトダスは、(骨ではなく)軟骨で構成されています。オトダスの歯は、三角形の歯冠と、なめらかな歯のエッジ、歯根についている鋭い副歯によってできています。まれに、鋭いセレーション(歯のエッジのぎざぎざ)が観察される標本もあります。
オトダスはどれくらい大きかったか?
オトダスの化石は、この生物が、巨大な肉食性のサメであったことを示しています。現在知られている最も大きな歯は、高さ計測で104mmです。背骨は、幅12.7cm。こういったデータから、科学者は、体長9メートルに達したものと考えています。
オトダスは、どこにいたか?
オトダスは幅広い地域の海に生息していたと考えられています。アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北アメリカなど。
オトダスは、何を食べていたか?
オトダスは、海生の哺乳類、大きな魚はもちろん、他のサメさえもエサにしたと考えられています。当時の食物連載の頂点に君臨していました。
オトダスはメガロドンへと進化した。
オトダスは、最終的に、史上最大の肉食サメと知られるメガロドンの仲間へと進化したと科学者は考えています。証拠として、その中間的な歯が見つかっています。