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新生代の海のモンスター、メガロドン(Carcharodon megalodon)の本物の歯化石/【sh127】
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こちらは、新生代(中新生前期から鮮新世)の海において、最大にして最強のハンターであったメガロドンの歯化石です。
メガロドンという種名は、”メガ”サイズのドン(歯のこと)にちなんで名付けられました。名前のもとになるほど強烈なインパクトを残す歯なのです。最大で歯冠の高さが17cmのものが見つかっています。本標本は長い方の辺に沿って9.5cm弱。
メガロドンの歯化石は縁がギザギザになっていて、獲物を切り裂き、肉片をそぎ取るのに適していました。
事実、化石となった生物の近くから、このメガロドンの歯化石が見つかっているのです。具体的には、クジライ、イルカ、大型のカメなどが、メガロドンの捕食対象となりました。つまり、当時の海にいるほとんどの生物を襲っていたことになります。まさに食物連鎖の頂点に君臨するモンスターだった、というわけです。
メガロドンはその巨大な顎から生み出される強大な交合力(こうごうりょく=噛む力)により、どんな生物でもかんたんに噛み砕き、飲み込んだに違いありません。顎の大きさを復元したところ、人間の背丈よりと同じくらいで、これは現世のホホジロザメとは比較にならないほどの大きさです。
白っぽい部分が歯冠(歯茎から出ている部分)、黒い部分が歯根(歯茎に埋まっていた部分)です。
歯の左右の稜線に、ギザギザの鋸状の構造が残されています。
このメガロドンは現世のホホジロザメと近縁種だとする説が一般的です。ただ、サメは軟骨魚類で骨が化石として残りにくく、メガロドンも歯以外の完全な化石が見つかっていないため、その姿はホホジロサメをモデルに復元されることが多い。しかし、実際のところ、どのような生物だったのか、専門家の間でも、議論が続いており、ホホジロサメとは別のグループに分類するべき、という意見もあります。
100円玉との比較。長い辺に沿って9.5cmのメガロドンの歯化石です。
商品スペック
商品ID | sh127 |
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年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | 新生代の海のモンスター、メガロドン(Carcharodon megalodon)の本物の歯化石 |
産地 | Florida,U.S.A. |
サイズ | 長いほうの辺に沿って9.5cm |
商品解説 | 新生代の海のモンスター、メガロドン(Carcharodon megalodon)の本物の歯化石 |
メガロドンとは?
ジョーズも真っ青、古代のサメはさらに3倍!!
名前の由来は大きなノコギリ歯の意味。当時の海を支配していた最凶の殺戮マシーン。サメの骨は軟骨であるため化石にはなりにくいのですが、歯はしっかり残ります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
ニューヨーク自然史博物館
サメは古代から存在する、生きた化石です。現在では、映画「ジョーズ」で出演?したホオジロザメが有名で、最大6mにも成長します。
しかし、メガロドンの大きさはそんなものではありません。これまで発見された中で最も大きなサイズは、なんと全長18m・体重30tのサイズがあったと言われています。これは現在のジンベーザメやマッコウクジラと同じくらいの大きさです。
もはや、サメではありません。巨大怪獣です!
以下の比較図をご覧下さい。ジョーズであれだけ恐怖だったホオジロザメがかわいく見えます。人間なんて、何の腹の足しにもならないでしょう。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
メガロドン、ホオジロザメ、ヒト
残念ながら??我々人類の祖先と共存した時代はありませんが、こんな猛獣がいたら、おちおち海釣りもできませんね。メガロドンは新生代第三紀中新世(600万年前)を最後に絶滅。類人猿アウストラロピテクスは400万年前に誕生。
何度でも生え変わるハンター仕様の歯
サメの歯は多生歯性で、生きている間に何度も生え変わります(人間は一度だけ)。折れても復活するまさにハンター専用のスペシャル仕様になっています(デンタルバッテリーと言います)。
しかも、歯の形が大きな主咬頭に加え、いわゆる返しのための副咬頭が付いており、一度噛み付いたものをしっかりとホールドする、恐ろしい仕組みになっています。化石になっても、副咬頭が確認できるタイプがあります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
2頭のクジラの仔を襲うメガロドン(想像図)