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ザメはなぜ歯化石ばかりが残るのか?珍しい母岩付き、オトダス歯化石/【sh123】
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新生代の海の覇者、巨大ザメの母岩付き歯化石が登場しました。
母岩に半分埋まった状態で化石化しているこちらの歯の持ち主は、オトダス(Otodus)種です。オトダスは、新生代暁新世(ぎょうしんせい)から中新世(ちゅうしんせい)にかけて繁栄した凶暴な古代ザメです。
先端が欠けています。それ以外は大変良好な状態で化石化しています。
下の白く見える箇所は歯根(しこん)部です。それより上が歯冠(しかん)部とよばれます。歯冠部は触るとつるつるしており滑らか。歯根部と質感が全く異なります。
裏側。母岩付きですので、こちらを底にして、展示に最適な角度で安定します。
側面から。オトダスは、他の軟骨魚類と同じく、骨ではなく軟骨で構成されています。軟骨ゆえにもろいため、どうしても化石化されにくいのです。化石化しやすいのがご覧のような歯の部分となります。歯化石を調べることで古代ザメオトダスを知る貴重な手がかりとなります。
モロッコ産の母岩付き標本。凶暴な絶滅古代ザメが地球に存在していた証となる歯化石です。
商品スペック
商品ID | sh123 |
---|---|
年代 | 新生代第四紀(260万年前 -- 現在) |
学名 | ザメはなぜ歯化石ばかりが残るのか?珍しい母岩付き、オトダス歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測5.2cm 母岩含め全体9.8cm×7.1cm×高さ4.2cm |
商品解説 | ザメはなぜ歯化石ばかりが残るのか?珍しい母岩付き、オトダス歯化石 |
オトドゥスとは?
古代ザメ オトダス(Otodus)
Otodus obliquusは、絶滅したネズミザメの仲間です。新生代前期から中期にかけて(約6000万年前~約4500万年前)、世界中の海に生息していました。
生理学的な知識
オトダスは、歯化石と背骨が発見されます。他の軟骨魚類と同じように、オトダスは、(骨ではなく)軟骨で構成されています。オトダスの歯は、三角形の歯冠と、なめらかな歯のエッジ、歯根についている鋭い副歯によってできています。まれに、鋭いセレーション(歯のエッジのぎざぎざ)が観察される標本もあります。
オトダスはどれくらい大きかったか?
オトダスの化石は、この生物が、巨大な肉食性のサメであったことを示しています。現在知られている最も大きな歯は、高さ計測で104mmです。背骨は、幅12.7cm。こういったデータから、科学者は、体長9メートルに達したものと考えています。
オトダスは、どこにいたか?
オトダスは幅広い地域の海に生息していたと考えられています。アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北アメリカなど。
オトダスは、何を食べていたか?
オトダスは、海生の哺乳類、大きな魚はもちろん、他のサメさえもエサにしたと考えられています。当時の食物連載の頂点に君臨していました。
オトダスはメガロドンへと進化した。
オトダスは、最終的に、史上最大の肉食サメと知られるメガロドンの仲間へと進化したと科学者は考えています。証拠として、その中間的な歯が見つかっています。