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迷宮のような形に目が点になるビスマス結晶。美しい干渉色にご注目下さい。/【ot918】
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鉱物コレクターに人気の高いビスマス結晶です。なんとも不思議な形と美しい色合いにご注目下さい。
ビスマス結晶とは・・・。詳しくは下記のウンチク欄をご一読ください。ビスマス結晶は、原子番号83番の元素からなる化合物が一旦溶かされて固化する際に、形成される結晶です。ビスマスの結晶系は三方晶系(ひずみのある立方体)のため、写真のように、立方体のような構造が各所に見受けられます。
ビスマス結晶と言っても、様々な形が存在します。これは固化する速度や環境に依存しています。一般にゆっくり固化したほうが、シンプルで大きな結晶になりやすいと言われています。
ビスマスの本来の色は銀白色です。写真の色は、固化の際に自然とできる酸化膜によるものです。薄い酸化膜によって光の干渉が発生します。イリデッセンス(iridescence)と呼ばれる現象で、アンモナイトの殻でも同様の現象が発生します。
赤から青まで美しいグラデーションを帯びています。この色は常に一定ではなく、光の入り方によって、変化します。この変化の模様の美しさが、干渉色を伴う鉱物や化石の魅力の一つになっています。
ビスマス本来の銀白色が残っている部分があります。
結晶と言えば、雪の結晶を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。雪の結晶は色々なバリエーションがあるものの、六角形という共通点があります。化合物には、液体から個体に固化する際に、(特定の条件下において)固有の結晶系に従って成長するという特徴があります。ビスマスの結晶系は、前述のように三方晶系といういびつな立方体形状で、このような階段が複雑に折り重なったような形になるのです。その意味で、人工的な造形ではありません。
100円玉との比較。直線計測で4cm超。立派な結晶体です。
商品スペック
商品ID | ot918 |
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年代 | |
学名 | 迷宮のような形に目が点になるビスマス結晶。美しい干渉色にご注目下さい。 |
産地 | |
サイズ | 4.3cm×3.8cm×2.2cm |
商品解説 | 迷宮のような形に目が点になるビスマス結晶。美しい干渉色にご注目下さい。 |
ビスマス結晶とは?
ビスマス結晶は、原子番号83番の元素であるビスマス(Bismuth)が結晶化したものです。和名は蒼鉛(そうえん)と言います。
なぜ、虹色に輝くのか?
上の写真では、さまざまな色を呈していますが、ビスマスの本来のいろは、銀白色です。写真の色は、結晶化の過程で、表面が酸化し膜ができたことに因ります(薄膜干渉)。
このよう現象をイリデッセンス(iridescence)と言います。イリデッセンス(iridescence)はビスマス結晶の酸化膜だけでなく、アンモナイトの殻やシャボン玉などで確認されます。
また、結晶化の時間(冷却される速度)によって、色は変化します。
イリデッセンス(iridescence)については、こちらのコラムを御覧ください。
なぜ、このような形になるのか?
鉱物を含む化合物には固有の結晶系を持っています。自然界でよく目にする結晶といえば、雪の六角形の結晶でしょう。水が冷却された固化する時に、自然とあの六角形を形成します。
ビスマスは、三方晶系(さんぽうしょうけい)と呼ばれる結晶系を持っています。三方晶系はいびつな立方体のような形です。ビスマスが結晶化するときには、写真のように立方体が連結するような形を成すのです。
一度、融点まで暖められ、液体となったビスマスを冷却することで、このような観賞用の結晶が作られるのです。液体にして、冷却する過程は人間が意図を持って行うものの、結晶化のプロセスは自然なもので、人の手によって造形されたのではありません。
この階段がいくつも重なっているような、面白い構造と薄膜干渉によって起こる見事な色合いが、鉱物コレクターを魅了しています。