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植物みたいだけれど動物です。ウミツボミ(Deltablastus permicus)/【ot555】
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ウミツボミの化石をご紹介しましょう。ウミツボミ類は、古生代石炭紀には海中に生息していたことが分かっています。ウミユリの類縁種ですが、ウミユリよりも小さいものが多いです。
ウミツボミの名が示すように、つぼみの形をした冠状部をもち、その下に、短い柄のような関節部を持っていました。関節部の最下部は根のような構造となっており、海底に固着していました。その形や海底に固着することから、植物のように見えますが、実際には動物です。
この冠状部のなかに、複雑な呼吸器系を持っていたとされています。また、冠状部より伸びる触手でプランクトンなどを補食していました。本標本はひだなどの精細な組織まで保存されています。
こちらの凹んだ側を上にして、呼吸をしていました。
ウミユリ類はシルル紀からペルム紀まで生息していましたが、その後絶滅し現在はいません。
商品スペック
商品ID | ot555 |
---|---|
年代 | 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前) |
学名 | 植物みたいだけれど動物です。ウミツボミ(Deltablastus permicus) |
産地 | Timor |
サイズ | 3cm |
商品解説 | 植物みたいだけれど動物です。ウミツボミ(Deltablastus permicus) Sonnebait Formation |
ウミツボミとは?
古生代シルル紀からペルム紀にかけて生息していた棘皮動物。棘皮動物とは現世では、ウニ、ヒトデ、ナマコなどがよく知られている。
ウミツボミは、本体部分であるホウに肛門と口を備え、茎のような長い固定部を地面に伸ばしていた。またホウから多数の触手を伸ばし、海中を浮遊するプランクトンを補食して食べていた。
本体部が植物のつぼみに似ていることから、ウミツボミという名前が付いたが、れっきとした動物である。