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非常に希少なメソサウルス。1ヶ月弱の時間を経て修復完了。/【ot538】
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非常に希少なメソサウルスの標本です。ますます出玉が減っています。
頭部。
各所、保存状態上等です。
中央に大きな割れ目の修復が確認できますでしょうか。こちらは弊社で施した処理です。本品はもともと左右に割れた状態だったところを、接着補修を施しました。修復にはオリジナルのパーツを使い、おおよそ1ヶ月弱の時間を要しました。
接着部分。完全とは言わないまでも、十分に展示に耐えうる状態まで修復を施しています。
非常に出玉が少なくなっているメソサウルス。時間を掛けて丁寧に修復する価値のある標本です。
スタンド置きも可能ですが、やや不安定ですので、平置きをオススメ致します。
横幅45cm。メソサウルスの標本としてはアレベージサイズといえるでしょう。
商品スペック
商品ID | ot538 |
---|---|
年代 | 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前) |
学名 | 非常に希少なメソサウルス。1ヶ月弱の時間を経て修復完了。 |
産地 | Brazil |
サイズ | 本体カーブ計測52cm 母岩45cm×23.5cm×厚2cm |
商品解説 | 初期有羊膜類メソサウルス化石 非常に希少なメソサウルス。1ヶ月弱の時間を経て修復完了。 |
メソサウルスとは?
海へと帰っていった最初の爬虫類
メソサウルスは、恐竜が出現する前の古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)に現れました。現在では絶滅しています。
画像「メソサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
爬虫類はもともと両生類から進化しましたが、両生類はその名の通り、もともとは水性でした。その後、進化の過程で陸生になりますが、メソサウルスは再び、水性に戻りました。
大陸移動説の証拠でもあるメソサウルス
上図の青色の部分がメソサウルスの化石が発掘される分布図です。
画像「メソサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
化石が発見される地層は、もともと湖沼などの淡水地域だったと考えられています。それにも関わらず南アフリカと南米で発見んされます。
これは、この時代にアフリカ大陸と南アメリカ大陸が陸つづきだったこの証拠でもあります。
何を食っていた!?
メソサウルスの歯は貧弱であるため、完全な肉食とは考えにくく、水中のプランクトンを主食にしていたのではないか、と推測されています。
メソサウルスは長いアゴと比較的小さな骨格(50cm前後)をしています。鼻は頭部骨格の頂点に位置し、水の中から頭だけ出して息をしていたことが分かります。
画像「メソサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org