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ミニチュア地球ことストロマトライト/【ot466】
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シアノバクテリアと泥粒によって作りだされた層状の岩石、ストロマトライト化石のご紹介です。
この表面を覆う複雑怪奇な模様は、ストロマトライトといって、菌類であるシアノバクテリア(藍藻:らんそうともいう。)と堆積物が幾層にも積み重なってできたものです。シアノバクテリアは原始的な菌類で、光合成すると酸素を生む特徴を持っています。
ストロマトライトとなる藻類は、昼間に光合成をして酸素を生み出します。そして夜には泥や砂などの堆積物を取り込みながら粘液化してその場に留まるのですね。この繰り返しで、層状の高さを増していきドーム状に成長していきます。
こちらの標本は、ストロマトライトが作り上げた層状ドームが化石化したもので、さらにこれをスフィア(球体)に美しくカットしたものです。シマ模様の妙が、ぐるりとどこからでも見られます。
シアノバクテリアたちが光合成してくれたおかげで、二酸化炭素が多かった当時の地球に、酸素をもたらしたといわれています。
この模様が菌類の生命活動の証とは一見思えないかもしれません。?それほど、緻密で優雅、繊細です。ヒトが美術の時間に書きあげた落書きでももちろんありません。
1年にわずか数ミリしか成長しないというストロマトライト。この標本ができるまで、いったいどれだけの年月がかかっているのでしょう・・・。
直径4.5センチ。手ごろなサイズ感ですが重さはなかなかしっかりです。
商品スペック
商品ID | ot466 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | ミニチュア地球ことストロマトライト |
産地 | Peru |
サイズ | 直径4.5cm |
商品解説 | 古代地球の大気の歴史を刻んだザ・ミニチュア地球ことストロマトライト |
ストロマトライトとは?
人類、恐竜、三葉虫、アンモナイト、、、全員が感謝する球体
地球を生物あふれる星に一変させた石、ストロマトライト! この石ころに地球の歴史と生物の発展のはじまりが詰まっています。皆様、地球年表をごらんになったことはありますでしょうか。
現生の地球は大量に酸素が存在するので、ATP合成(生命エネルギーの生成)を積極的に行うことができます。そのおかげで、われわれ人類を含む生物が闊歩(かっぽ)しています。
当たり前の話ですが、酸素がなければ、われわれ生物は存在できません。
地球で初めて光合成し、酸素をくれた。すべての生物が感謝!
30億年前以前の原始地球では、そのような酸素はほとんど存在せず、二酸化炭素で充満していました。それゆえ、複雑で高等な生物は全く存在できませんでした。
と・こ・ろ・が・・・・
藍藻(らんそう)類やシアノバクテリアの出現で、”光合成”が地球中で行われ、二酸化炭素が減少し、酸素が増え始めました。
この、ありがたい、ありがたい藍藻類やシアノバクテリアが光合成を行い死滅し、また出現し・・・の繰り返しで巨大化した化石がストロマトライトなのです。
ストロマトライトは何でできている?
30億年前以上、藍藻類(らんそうるい・シアノバクテリアとも)の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のこと。
どうやって巨大化する?
ストロマトライトとなる藻類が昼に光合成をし、泥や砂などの堆積物を取り込みながら夜に固化する。これの繰り返しでその高さを増していく。
先カンブリア代のストロマトライトの化石 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のオーストラリア・シャーク湾のストロマトライト 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or