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ドイツ産保存状態のよいウミユリ(Taxocrinus stuertzi)/【ot410】
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ドイツ産のウミユリ化石です。
デボン紀の標本です。ウミユリは次のピリオドであります石炭紀においても繁栄しました。古生代を代表する海生動物です。一見植物のように見えますが、動物です。地球史上、生物がはじめて、大絶滅に直面したのは、オルドビス紀末とされています。カンブリア爆発で爆発的に生物が多様化したのち、この大絶滅によって、海洋多細胞生物のおおよそ半分が絶滅したとされています。その後、海に繁栄していったのがウミユリの仲間たちです。ウミユリは古生代、中生代そして新生代と幾度も訪れる大絶滅を乗り超え、、現生にも「生きた化石」として存在します。
この複雑な触手でプランクトンなどを捕まえていました。
ウミユリはカンブリア爆発によって現れた生物の一つとされていますが、本格的に繁栄したのは、古生代中頃で、化石もその時期のものがよく発見されています。本標本はデボン紀のものです。
そしてこの茎のような部分は支持体といい、触手をつなぐ体の役割をしています。
下の部分は根っこの役割をし、海底に張り付いて、固定する役目を果たしていたようです。固定するといっても、ウミユリは動物ですから移動することはできたでしょう。
商品スペック
商品ID | ot410 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | ドイツ産保存状態のよいウミユリ(Taxocrinus stuertzi) |
産地 | Bundenbach,Germany |
サイズ | 本体カーブ計測で約20cm / 母岩最大 16.2cm×19.5cm×厚0.5cm |
商品解説 | タクソクリヌス ステルツィ ドイツの有名な化石産地ブンデンバッハ産です。スタンドをお付けしますが、裏側に壁掛け用の吊り金具もありますので、絵画のように壁掛けにして飾っても素敵です。 |
ウミユリとは?
ウミユリ(海百合)は植物ではありません!
「ユリ」の名前がついているために植物だと思われがちですが、実際はヒトデやウニと同じ棘皮(きょひ)動物の仲間です。各国の海(深海)に棲み、体長は35~50cm。
棘皮動物とはechinoderm というギリシャ語由来のラテン語を直訳したもので、 echinoderm とは echinos (ハリネズミ)のような derma (皮)を持つものという意味です。
さまざまなユミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)は生きた化石
ウミユリ(海百合)は、オウムガイ、シーラカンス、ラブカ、カブトガニ、アロワナなどと同様に生きている化石として大変有名です。
現生のウミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)の特徴のその腕
ウミユリは根や茎のように見える支持体と、花弁のような腕を持っています。長く伸びたその腕で海中のプランクトンなどを捕らえ、餌としています。
ウミユリ(海百合)の化石は希少で価値が高い
ウミユリの化石が多く見つかるのは、約2億5000万年前の地層である。5億年以上前の地層から出土した例もあるという。ウミユリの体は脆弱であり、全体に骨格が小さな節に分かれているので、それらがばらばらになり、全形をとどめないことが多い。ばらばらの節だけが堆積した石灰岩も見られる。