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この感動を分かち合いたい!なんとなんとカマキリモドキを内包した、激レアなバーマイト(Burmite)。約1億年前、恐竜時代の琥珀/【ot4080】
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スーパーレア!こちらは、カマキリモドキが内包されたミャンマー産琥珀(通称:バーマイト)です。バーマイトは約1億年前、恐竜時代の樹液が化石化したとされる、非常に古い琥珀です。その内包物も、当時のものと考えられます。バーマイトにはさまざまな内包物が見られますが、カマキリモドキは端的に言って超レア!弊社ではこれまでに相当数のバーマイトを扱ってきましたが、今回が初登場!しかも、この保存状態・・・。レア中のレアと言って良い、スーパーレアなコレクションです。

なんといっても、まずご注目いただきたいのは、この翅脈。ラインがほぼ完全な状態で保存されています。さらに特筆すべきは、翅を広げた状態で保存されているという点。このようなポーズで化石化しているのは、実はとてもラッキーなことなのです。これほど繊細な部位が欠損せずに残っていたことに、思わず感謝したくなりますね。

頭部や長い前肢など、カマキリモドキの特徴がほぼ完全に保存されています。ところで、「カマキリじゃないの? カマキリモドキって何?」と思われた方も多いのではないでしょうか。ちょっとそのあたりを、簡単にご説明しますね。カマキリモドキとは、カマキリによく似た姿をしていますが、実は「科」レベルで異なる生物です。カマキリは**カマキリ科(Mantidae)に属し、カマキリモドキはカマキリモドキ科(Mantispidae)**に分類されます。体型はよく似ているものの、カマキリは太く直線的な体つきなのに対し、カマキリモドキは細長く、どこか葉や枝に似た形をしているのが大きな違いです。また、前肢の形状も異なります。カマキリの前肢は鋭く太い「鎌」のような形をしていますが、カマキリモドキの前肢はやや細く、枝のような姿をしています。この体型の差は、捕食スタイルの違いに由来していると考えられています。両者とも捕食性の昆虫ですが、カマキリはご存じの通り、素早い動きで獲物を追い詰め、大きな鎌状の前肢で捕まえるアクティブなスタイルです。一方、カマキリモドキは優れた擬態能力を活かして、枝や葉に化け、静かに待ち伏せて、近づいた獲物に素早く反応して捕食します。そのため、腕や体が枝のような形をしているのです。

反対側の翅も、なんとパーフェクトな保存状態!ここまで左右そろって美しく残っているのは、極めてまれです。

このバーマイト、基質の透明度は抜群と言ってよいほど透き通っているため、カマキリモドキがご覧のように浮き上がって見えます。バックライトをあてると長い前肢がシルエットとして浮かび上がっています。

この透明度の高さを御覧下さい。カマキリモドキはかなりの大きさがあるので、肉眼でもしっかりとご覧いただけますよ。

バックライトをあてずとも、この輝き、この透明度!まるで、カマキリモドキを鑑賞するために生まれたかのような完璧な基質です。

現生にもカマキリモドキは生息していますが、カマキリと比べると非常に希少で、まず見つかりません。子どもの頃、「カマキリはよく見つけて採集したけれど、カマキリモドキなんて見たことがないなぁ」と感じた方も多いのではないでしょうか。絶対数が少ないことに加えて、カマキリモドキは高度な擬態能力を持っているため、さらに発見が困難になっているのでしょう。

こちらには、他の昆虫の脚の一部と見られる化石も確認できます。

こちらには、気泡も確認できます。世界は広いとはいえ、バーマイトほど古い琥珀は非常に珍しいです。何しろ、約1億年前、大地を恐竜が闊歩していた時代の樹液が化石化したものなのですから。

本体は左右約2センチほどの大きさです。まるでカマキリモドキ鑑賞専用の琥珀かのような透明度。偶然とはいえ、この透明度は本当にありがたい!

100円玉とほぼ同じ大きさです。琥珀内に内包される昆虫は比較的小さなものが多く、ルーペが必須ですが、こちらのカマキリモドキは肉眼でも十分にご覧いただけます。もちろん、10倍以上のルーペでご覧いただくと、翅脈や各部位の細かな状態までしっかりと確認できるので、おすすめします。この標本は琥珀ファンであればどなたでもおすすめですが、個人的には、「カマキリモドキを内包しているだと!?信じられない!」とその価値が分かる、ヘビーで熱いコレクターの方に引き取っていただき、この感動を共に分かち合いたいですね。
商品スペック
商品ID | ot4080 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | この感動を分かち合いたい!なんとなんとカマキリモドキを内包した、激レアなバーマイト(Burmite)。約1億年前、恐竜時代の琥珀 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2cm×1.2cm×厚0.4cm |
商品解説 | この感動を分かち合いたい!なんとなんとカマキリモドキを内包した、激レアなバーマイト(Burmite)。約1億年前、恐竜時代の琥珀 |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。