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地球を酸素で満たしてくれて本当にありがとう!地球の大気を大きく変えた生物たちの活躍の歴史が刻まれた「石版」ストロマトライト/【ot4040】
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こちらは、西オーストラリア州ハマースリーで採集された縞状鉄鉱層(BIF)を形成する岩石です。赤みを帯びた部分には酸化鉄が含まれています。この縞模様には、地球の歴史に関わる深い意味が秘められています。

カンブリア爆発が起こるはるか前、数十億年前の地球には、微生物だけが生息していました。その中でも、シアノバクテリアなどの一部のバクテリアは、酸素がほとんどない環境で光合成を行い、海中の鉄分を酸化鉄へと変化させることができました。このプロセスが繰り返された結果、巨大な微生物コロニーが形成されたと考えられています。やがて、これらのコロニーが化石化したものがストロマトライトと呼ばれる岩石として残りました。黄色く見える部分は酸化鉄で、金属光沢が見られます。

このような層が形成されるのは、シアノバクテリアの活動期と休息期が断続的に繰り返されていたことを示していると考えられています。活動期には光合成が活発に行われ、微生物が粘液を分泌して堆積物を取り込みながら成長します。一方、休息期には堆積が一時的に止まり、新たな層が形成されるまでの時間が生じます。この周期的なプロセスによって、ストロマトライト特有の層状構造が生まれたとされています。

西オーストラリア州のハマースリーは、このようなストロマトライトの一大産地として世界的に知られています。

反対側は研磨が施されていないため、表面ほど鮮やかな色彩は現れていません。しかし、それでも自然が生み出した迫力あるパターンを十分に楽しむことができます。研磨された面とは異なり、岩石本来の質感や風合いを感じられるのも魅力の一つです。

最も厚い部分で約7ミリほどの厚みがあります。

左右約12センチほどの大きさがあります。このようなシアノバクテリアの活動によって、大気中に大量の酸素が放出され、それが地球環境を大きく変える要因となりました。この酸素の増加は、酸素をエネルギー源とする生物の誕生を促し、やがて我々の祖先となる生物が進化するきっかけになったと考えられています。

100円玉との比較。まさに、地球の大気を大きく変えた生物たちの活躍の歴史が刻まれた「石版」のような存在です。この小さな微生物たちがいなければ、私たちが呼吸する酸素に満ちた世界は存在しなかったかもしれません。ストロマトライトよ、地球を酸素で満たしてくれて本当にありがとう!
商品スペック
商品ID | ot4040 |
---|---|
年代 | 先カンブリア時代(46億年 -- 5億4200万年前) |
学名 | 地球を酸素で満たしてくれて本当にありがとう!地球の大気を大きく変えた生物たちの活躍の歴史が刻まれた「石版」ストロマトライト |
産地 | Australia |
サイズ | 12cm×10.6cm×厚0.7cm |
商品解説 | 地球を酸素で満たしてくれて本当にありがとう!地球の大気を大きく変えた生物たちの活躍の歴史が刻まれた「石版」ストロマトライト |
ストロマトライトとは?
人類、恐竜、三葉虫、アンモナイト、、、全員が感謝する球体
地球を生物あふれる星に一変させた石、ストロマトライト! この石ころに地球の歴史と生物の発展のはじまりが詰まっています。皆様、地球年表をごらんになったことはありますでしょうか。
現生の地球は大量に酸素が存在するので、ATP合成(生命エネルギーの生成)を積極的に行うことができます。そのおかげで、われわれ人類を含む生物が闊歩(かっぽ)しています。
当たり前の話ですが、酸素がなければ、われわれ生物は存在できません。
地球で初めて光合成し、酸素をくれた。すべての生物が感謝!
30億年前以前の原始地球では、そのような酸素はほとんど存在せず、二酸化炭素で充満していました。それゆえ、複雑で高等な生物は全く存在できませんでした。
と・こ・ろ・が・・・・
藍藻(らんそう)類やシアノバクテリアの出現で、”光合成”が地球中で行われ、二酸化炭素が減少し、酸素が増え始めました。
この、ありがたい、ありがたい藍藻類やシアノバクテリアが光合成を行い死滅し、また出現し・・・の繰り返しで巨大化した化石がストロマトライトなのです。
ストロマトライトは何でできている?
30億年前以上、藍藻類(らんそうるい・シアノバクテリアとも)の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のこと。
どうやって巨大化する?
ストロマトライトとなる藻類が昼に光合成をし、泥や砂などの堆積物を取り込みながら夜に固化する。これの繰り返しでその高さを増していく。
先カンブリア代のストロマトライトの化石 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のオーストラリア・シャーク湾のストロマトライト 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or