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群集標本!10体以上の古代魚ナイティア(Knightia eocaena)が確認できるマルチプレート標本/【ot4030】
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こちらは、米国ワイオミング州のグリーン・リバー層から採集された古代魚、ナイティアの群集化石です。化石ファンにはおなじみの産地と言っても良いのではないでしょうか。この地域では、約5000万年前の古代湖に生息していた生物の化石が発見されています。

ナイティアは、ワイオミング州の「州の化石」に指定されるほど、非常に良く知られた化石生物です。ご覧のように、比較的小さな魚で、大きくても10センチ程度の標本がほとんどです。細長い流線型の体をしており、現代のニシンに近い魚だったと考えられています。

こちらの標本は、多くの魚が一つの母岩に集まった、いわゆるマルチプレート標本です。ナイティアは群れで発見されることが多いものの、これほど密集した魚群の化石は非常に珍しいものです。おそらく、湖の環境が急激に変化し、多数のナイティアが一斉に湖底に留まることになったと考えられます。その要因としては、湖のターンオーバー(季節的な水の入れ替わりによる酸素の変動)、有毒な藻類の異常発生、火山活動による水質の変化などが考えられます。ナイティアは群れで生活していたという説が有力ですが、それでも、同じ場所で同時に化石になるとは限りません。やはり、このような化石が形成された背景には、外的環境の急激な変化が深く関わっていたと考えられます。

最大で約4センチ程度の個体のほか、合計で10体以上が確認できます。

頭部の眼窩底や細かな骨などもよく保存されています。

こちらは裏面です。グリーン・リバー層には、砂岩、泥岩、シルト、オイルシェールなど、さまざまな岩質の母岩が見られます。こちらはきめ細かい岩質で、砂岩や泥岩などが含まれていると思われます。

裏面にもこうした複数の個体が確認できます。ナイティアらしい輪郭がよく残っています。

側面から撮影しました。湖底に少しずつ堆積物が積もったことが分かる層構造が見られます。

母岩全体左右18センチほどあります。

100円玉との比較。表裏合わせて10体以上のナイティアが確認できるマルチプレート標本です。
商品スペック
商品ID | ot4030 |
---|---|
年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | 群集標本!10体以上の古代魚ナイティア(Knightia eocaena)が確認できるマルチプレート標本 |
産地 | Wyoming, U.S.A. |
サイズ | 本体最大直線距離4cm 母岩含め全体18.5cm×12.5cm×厚1cm |
商品解説 | 群集標本!10体以上の古代魚ナイティア(Knightia eocaena)が確認できるマルチプレート標本 |
この商品を購入されたお客様のお声
正面に8体、裏面に僅かに顔だけ見える個体含め7体、なんと15体も確認出来ます。裏面はかなり解かりにくいのですが、小さな個体を発見すると、嬉しくなります。じっくり観察しないと解からないので、これも手にした者の醍醐味ですね。母岩が層状になっているので表面と裏面とでは時代が違うのではと思います。間ににある層にも他の個体が隠れているかもしれませんね。
東京都/男性
魚化石とは?
恐竜が地球に誕生するはるか昔から、魚類は地球の海を泳いでいました。 古生代前期にはダンクルオステウス等に代表される板皮類(はんぴるい)類が台頭し、中生代に入ると、現世の魚類と同じ形をした硬骨魚類(こうかくぎょるい)が 現れます。
ダンクルオステウス
ブラジル産の魚化石。現世に生息する硬骨魚類(こうかくぎょるい)と同じ仲間。