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これはまさにロマンの塊!共食いの証拠?それとも…側面に埋まった歯化石が語る真実とは。モササウルス(Mosasaurus)の椎骨の化石/【ot4019】
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こちらは、白亜紀後期の海中の頂点捕食者、モササウルスの椎骨の化石です。椎骨とは、背骨を構成する個々の骨のことを指します。モササウルスは、巨大なヘビやトカゲのような頭部を持ち、海中を自由に泳ぐことができた古代の海生爬虫類です。目に入るものは何でも捕食したと言われるほど獰猛だったと考えられ、ときには共食いもしたという説もあります。
この標本は、モササウルスの圧倒的な大きさを感じさせる立派な椎骨ですが、もう一点注目していただきたいのは、歯の化石が埋まっていることです。写真の左下をご覧ください。

脊椎動物の背骨は、このような骨が連なって形成されています。側面に埋まっている歯の化石は、この椎骨の主のものなのか、それとも遺骸に噛み付いて抜けたものなのか。仮に後者であれば、共食いをした証拠とも言えるかもしれません。

歯の化石の保存状態は非常に良好です。クリーニングを進めて取り出してしまうと、この標本の価値が損なわれてしまうため、ぜひこのまま保持することをおすすめします。

この化石は決して動きませんが、じっと眺めていると、さまざまなストーリーが消えては浮かんでいきます。偶然、堆積時に埋まっただけかもしれませんが、もし捕食の証拠だとしたら、こんなロマンチックな化石もないでしょう。

非常に重たくずっしりとした標本です。モササウルスがいかに大きかったか、手のひらを通じて伝わってきます。

歯化石は椎骨の側面に半分ほど埋まった状態でです。

背骨を構成するたった一つの骨が、これほどまでに大きいということに、改めて驚かされます。

左右134ミリほどあります。重量はなんと589グラム!

100円玉との比較。側面に歯化石が埋まっている、モササウルスの椎骨の化石です。
商品スペック
商品ID | ot4019 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | これはまさにロマンの塊!共食いの証拠?それとも…側面に埋まった歯化石が語る真実とは。モササウルス(Mosasaurus)の椎骨の化石 |
産地 | Atlas Mountains, Morocco |
サイズ | 母岩含め全体13.4cm×10cm×厚5.6cm モササウルス歯ロングカーブ計測4.3cm 589g |
商品解説 | これはまさにロマンの塊!共食いの証拠?それとも…側面に埋まった歯化石が語る真実とは。モササウルス(Mosasaurus)の椎骨の化石 |
モササウルスとは?
なんでも食っていたモササウルス
モササウルス (Mosasaurus )は、白亜紀後期に生息していた肉食の海棲爬虫類。現在のオオトカゲ類に近い仲間だと考えられている。力強い尾と4本の櫂のような肢を持っていました。顎は蛇のように可動し、魚、亀、軟体動物、及び貝類を食料としていたと思われています。
画像「モササウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
顔面はワニそっくり
トカゲといっても、足はヒレであるので地上に上がることはなかった。顔はワニそっくり。体長は最大で12~3mであり、その後の時代を生きたメガロドンとほぼ同様のサイズである。今のオオトカゲやワニなどとは比べ物にならないほど大きい。12~3mと言うと大型バスよりもずっと大きい。
モササウルスの名前の由来
白亜紀後期、初めて発見されたオランダのモウサ川にちなんでいます。
パリの国立博物館 画像「モササウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
モササウルスが活躍した白亜紀後期とは
恐竜の時代である”中生代”は、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の3つに分類されるが、その中で、最も新しい時代である。恐竜が最も反映をしていた時代でもある。
モササウルスが覇を唱えていた時代は白亜紀後期であり、恐竜が絶滅する寸前まで世界中の海で大暴れしていました。
1780年オランダ マーストリヒトで発見されたモササウルスが人々を驚かせている様子。
画像「モササウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
モササウルスの化石・歯
比較的多く歯の化石が出回っているが、偽造品(母岩に歯を埋め込んだものが多い)も出回っているため注意が必要です。また、出土・保存状態によって品質はさまざまです。表面がエナメル質を保ち、かつルート(根元)が太いモササウルスの歯化石は意外に数が少なく価値が高いと言われています。