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ジュラシックパークで注目を浴びた、あのドミニカ産の琥珀(Amber)/【ot4015】
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こちらはドミニカ産の琥珀です。内部には虫が内包されています。琥珀は元々樹木の樹液が化石化したもので、その形成過程で虫が取り込まれることがあります。一度内包されると、外部環境から遮断され、酸化や風化の影響を最小限に抑えることができるため、良好な保存状態を保つことが多いのです。ぜひ、30倍以上の高倍率ルーペを使ってご覧ください。

ドミニカ産の琥珀にはいくつかの特徴があります。紫外線に反応して色が僅かに変化したり、「多環芳香族炭化水素」と呼ばれる成分が比較的多く含まれているため、やや燃えやすいという特徴もあります。

化石や古生物のファンにとって、『ジュラシック・パーク』との関連はやはり見逃せません。ご存じの方も多いと思いますが、小説や映画で有名な『ジュラシック・パーク』では、ドミニカ産の琥珀に閉じ込められた蚊から恐竜のDNAを採取するシーンが描かれています。特に、1993年公開の映画『ジュラシック・パーク』をご覧になった方なら、あの象徴的なシーンをよく覚えているのではないでしょうか。 ただ、ここにはちょっとした落とし穴があります。ドミニカ産の琥珀は約3000万年前の樹液が化石化したもので、その時代にはすでに恐竜は絶滅していました。つまり、琥珀に閉じ込められた蚊が恐竜の血を吸っていたはずはなく、実際には古代哺乳類の血を吸っていた可能性が高いのです。 さらに、現代の技術でも古生物のDNAを解析するのは非常に難しく、完全な復元にはいまだ高いハードルがあるとされています。とはいえ、『ジュラシック・パーク』はフィクションとはいえ、琥珀やDNAをめぐるロマンを多くの人に伝え、古生物学への関心を高めるきっかけとなった作品です。恐竜のCGが本格的に描かれた初めての映画でもあり、映像技術の進化における金字塔ともいえる作品でしたよね。

こちらにも、何か有機物のような内包物が見られます。ルーペを使って、まるで『ジュラシック・パーク』のアラン・グラント博士のように、琥珀の中を覗いてみてください。

丸い物体が興味深いです。

ルーペで覗く際は、後方から光を当てながら行うと、より見やすくなります。高倍率のルーペを使用すると視界が暗くなりがちですので、光をうまく調整して観察するのがコツです。

立体的で丸い標本です。中々の大きさ!

左右2センチほどあります。

100円玉とほぼ同じ大きさです。ジュラパで注目を浴びたドミニカ産の琥珀です。
商品スペック
商品ID | ot4015 |
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年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | ジュラシックパークで注目を浴びた、あのドミニカ産の琥珀(Amber) |
産地 | Dominica |
サイズ | 2cm×1.6cm×厚1cm |
商品解説 | ジュラシックパークで注目を浴びた、あのドミニカ産の琥珀(Amber) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。