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透明度高い、特徴的な昆虫が内包!恐竜時代の琥珀として名高いミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3940】
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こちらはミャンマー産の琥珀、バーマイトです。ミャンマーの旧国名のビルマにちなんで、ビルマイト、あるいはバーマイトと呼ばれます。内部を高倍率のルーペで拡大すると、ご覧のようにカゲロウの幼体のような、変わった形をした昆虫が見つかります。
こちらには渦巻状の内包物も見られます。琥珀は古代の樹木の樹液が化石化したものですが、バーマイトはとりわけ古く、約1億年前に起源を持っていると言われています。1億年前といえば、恐竜が大地を闊歩していた時代です。そんな時代の琥珀なのです。
バーマイトはその古さに反して比較的透明度が高いものが含まれます。後方よりライトをあてるとご覧のようにまさに琥珀色に輝きます。
バーマイトの中でもとりわけ透明度が高い個体です。
それにしてもこの昆虫は一体何でしょうか。ちなみに、バーマイトが誕生した環境は、海岸へと続く汽水域だったと言われており、内部には水性昆虫や、中にはアンモナイトの殻の一部を内包した個体も存在します。その点ではカゲロウの幼体などが含まれていても、決して不思議ではありませんが、種類までは同定できませんでした。
これまで扱ってきたバーマイトのなかでは見られなかった虫ですね。
左右18ミリほどあります。
100円玉との比較。恐竜時代の琥珀として名高いミャンマー産の琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3940 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 透明度高い、特徴的な昆虫が内包!恐竜時代の琥珀として名高いミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.8cm×0.8cm×厚0.5cm |
商品解説 | 透明度高い、特徴的な昆虫が内包!恐竜時代の琥珀として名高いミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。