- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 棘皮動物全般の化石販売
- ウミユリの化石販売
- 大型かつ上質、文字通りエレガントな触手が特徴!浮遊型のウミユリ、サイフォクリニテス・エレガンス(Scyphocrinites elegans)のプレート化石
大型かつ上質、文字通りエレガントな触手が特徴!浮遊型のウミユリ、サイフォクリニテス・エレガンス(Scyphocrinites elegans)のプレート化石/【ot3906】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
ご入金の確認が完了したご注文は即日発送
送料無料 税込み 64,000円 この価格で分割払いした場合は? | スマホ向けサイトはこちら
こちらは古生代シルル紀からデボン紀初期にかけて棲息していたウミユリのサイフォクリニテス・エレガンス(Scyphocrinites elegans)です。
サイフォクリニテス・エレガンスは、文字通りエレガントな髪のような触手を多数持ち、海洋を漂うように泳いでいたという説があります。ウミユリは和名では海百合と書くため、海中に咲いた花だと勘違いされがちですが、実際にはれっきとした動物であり、この触手を使い海洋プランクトンを捕食し、触手の根本にある冠部(クラウン)にある内蔵で消化していたと考えられています。
エレガンスという種小名に示されるように、優雅でたなびくように発達した触手です。
写真下部に丸い玉のような部位が集まった球体の近い物体があります。これを冠部(クラウン)といい内臓が収まっていたと考えられています。その右にある長い茎のような部位は、肉茎といい、必要に応じて根本を岩などに固着させることができ、水流に流されないようにしていたと考えられます。
触手、クラウン、肉茎と、3つの部位がすべて保存されている点にご注目ください。
肉茎をアップで撮影しました。節まで明瞭に保存されています。
サイフォクリニテスは肉茎を持っていますが、基本的には浮遊型だったという説があります。
本体最長部25センチもある非常に立派な標本です。
ウミユリは現代の海にも生息しているのをご存知ですか?深い海の中で暮らす姿が撮影されており、「Crawling crinoid」で検索すると、その映像を見ることができます。神秘的で独特な動きをぜひご覧ください。
裏面です。平らにカットされており、厚みもあるので、強度に問題はありません。
裏側をよく見ると、部分化石が多数見られます。
母岩含め左右27センチ、本体最長部25センチほどある、非常に立派なプレート標本です。
100円玉との比較。古生代デボン紀の浮遊型のウミユリ、サイフォクリニテス・エレガンスの大型化石です。
商品スペック
商品ID | ot3906 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 大型かつ上質、文字通りエレガントな触手が特徴!浮遊型のウミユリ、サイフォクリニテス・エレガンス(Scyphocrinites elegans)のプレート化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体最長部25cm 母岩含め全体27cm×14cm×最厚部2.5cm |
商品解説 | 大型かつ上質、文字通りエレガントな触手が特徴!浮遊型のウミユリ、サイフォクリニテス・エレガンス(Scyphocrinites elegans)のプレート化石 |
ウミユリとは?
ウミユリ(海百合)は植物ではありません!
「ユリ」の名前がついているために植物だと思われがちですが、実際はヒトデやウニと同じ棘皮(きょひ)動物の仲間です。各国の海(深海)に棲み、体長は35~50cm。
棘皮動物とはechinoderm というギリシャ語由来のラテン語を直訳したもので、 echinoderm とは echinos (ハリネズミ)のような derma (皮)を持つものという意味です。
さまざまなユミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)は生きた化石
ウミユリ(海百合)は、オウムガイ、シーラカンス、ラブカ、カブトガニ、アロワナなどと同様に生きている化石として大変有名です。
現生のウミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)の特徴のその腕
ウミユリは根や茎のように見える支持体と、花弁のような腕を持っています。長く伸びたその腕で海中のプランクトンなどを捕らえ、餌としています。
ウミユリ(海百合)の化石は希少で価値が高い
ウミユリの化石が多く見つかるのは、約2億5000万年前の地層である。5億年以上前の地層から出土した例もあるという。ウミユリの体は脆弱であり、全体に骨格が小さな節に分かれているので、それらがばらばらになり、全形をとどめないことが多い。ばらばらの節だけが堆積した石灰岩も見られる。