- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 哺乳類
- 希少なオールドコレクション!ルーマニア産、希少種、氷河期に絶滅したクマ科のホラアナグマ、ウルサス・スペラエウス(Ursus spelaeus)の歯化石
希少なオールドコレクション!ルーマニア産、希少種、氷河期に絶滅したクマ科のホラアナグマ、ウルサス・スペラエウス(Ursus spelaeus)の歯化石/【ot3889】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
こちらは更新世に、主にヨーロッパとアジアに生息していたホラアナグマの歯化石です。ホラアナグマは、化石が主に洞窟で発見されたため、その名が付けられました。現在のヒグマは冬眠のためだけに洞穴を使いますが、ホラアナグマは洞窟で多くの時間を過ごしていたと考えられています。こちらの標本は、ルーマニアのビホール郡トランシルバニアで採集されました。ホラアナグマの化石は大変希少で、容易には入手できません。こちらは14年前の池袋ミネラルショーで、ドイツのディーラーによってお披露目されたオールドコレクションになります。
ヒグマとホラアナグマには共通点が多く、もともとは約500万年前頃から生息していたエトルリアクマの子孫だと考えられています。約130万年前頃に、両者は系統が分かれたと考えられています。
文句のつけようがない素晴らしい保存状態です。ホラアナグマはヒグマ以上の体躯を持ち、成長すると2メートル、体重は雄で最大600kgに達したとされています。ご覧のように、ホラアナグマの歯は非常に太く立派で、現代のクマよりも摩耗が激しく、これはより硬い素材を食べていたからだと言われています。主に硬い植物を食べていたようですが、動物性タンパク質の痕跡があることから、動物も捕食していたことがあったのかもしれません。骨の化石に歯型が残っていることから、共食いをした可能性も示唆されています。現世のヒグマがそうであるように、主食は木の実や植物ですが、時には昆虫、魚、動物なども捕食したのかもしれません。
歯冠や歯根がほぼ完全な状態で保存されています。ホラアナグマは先史時代の人間と多くの関わりがあったことがわかっています。石棺の中からホラアナグマの頭骨が見つかっており、儀式の一環として、もしくは戦利品として一緒に納棺されたのではないかという説があります。ホラアナグマは冬眠のために洞窟を利用していましたが、同時に初期の人類も同様に洞窟を住居や儀式の場として利用していたため、必然的に接触が多くなったと考えられています。
他の動物と異なり、ホラアナグマは神聖視されていた可能性があります。一部の洞窟では、骨が明らかに儀式的な目的で使用されていた証拠が見つかっています。例えば、フランスのショーヴェ洞窟やラスコー洞窟では、ホラアナグマの骨が慎重に配置された状態で発見されています。おそらく、この強大な生物は、現世のヒグマが畏敬の念をもって見られているのと同様、先史時代の人類にとって単なる動物ではなく何かを象徴する神聖化された対象だったと推察されます。
360度どの角度から見ても、申し分のない素晴らしい保存状態です。
歯根も保存されています。摩耗が多いとされる歯冠も、この標本に限っては大部分が本来の形を留めています。
左右44ミリほどあります。
100円玉との比較。ルーマニアのビホール郡、トランシルバニアで採集されたホラアナグマの歯化石です。
商品スペック
商品ID | ot3889 |
---|---|
年代 | 新生代第四紀(260万年前 -- 現在) |
学名 | 希少なオールドコレクション!ルーマニア産、希少種、氷河期に絶滅したクマ科のホラアナグマ、ウルサス・スペラエウス(Ursus spelaeus)の歯化石 |
産地 | Bihor, Transylvania, Romania |
サイズ | 4.4cm×2.7cm×厚2.2cm |
商品解説 | 希少なオールドコレクション!ルーマニア産、希少種、氷河期に絶滅したクマ科のホラアナグマ、ウルサス・スペラエウス(Ursus spelaeus)の歯化石 |