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肉眼で観察できるほどの大きさ、5ミリ級!極めて大きな虫を内包した恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3878】
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こちらはミャンマー北部の渓谷で採掘された琥珀、バーマイトです。バーマイトは恐竜時代の琥珀として知られており、その起源は約1億年前に遡ります。内部には約5ミリの非常に大きな虫が含まれており、丸みを帯びた特徴的な体型をしています。尾部からは2つの大きな突起が伸びており、体はカメムシのように横幅があり、尾部にはハサミムシのような突起があります。
保存状態は非常に良好で、生息していた当時の状態を保っている部分もあります。琥珀内部は酸化や風化とはほぼ無縁で、まるでタイムカプセルのように中の物体を保存しています。
琥珀の内部に含まれる虫は一般的に非常に小さく、観察するにはルーペが必要ですが、この昆虫は特別に大きく、なんと5ミリもあります。大きな虫は琥珀(樹液)の中から脱出しやすいため、通常はこのような状態では残らないのですが、これは非常に珍しい例と言えるでしょう。肉眼でも十分、観察できます。
虫以外には目立った内包物がないため、存在が際立ちます。
改めてサイズをご覧ください。この琥珀全体は約1.5センチ四方で、虫のサイズは約5ミリほどです。バーマイトに限らず、琥珀の中に含まれる虫としては非常に大きい部類に入ります。
バックライトをあてて撮影しました。
蛍光灯下ではやや曇って見えます。
高倍率(30倍程度)のルーペを用いるとこのように見えます。
左右16ミリほどあります。
100円玉との比較。極めて大きな虫を内包した恐竜時代の琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3878 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 肉眼で観察できるほどの大きさ、5ミリ級!極めて大きな虫を内包した恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.6cm×1.5cm×厚0.5cm |
商品解説 | 5ミリ級!極めて大きな虫を内包した恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。