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大きな葉と虫が内包!約1億年前、恐竜が棲息していた頃の樹木の樹液が化石担った琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3876】
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こちらは、尾に鋭いトゲを持つ昆虫が閉じ込められたバーマイトです。バーマイトとは、ミャンマー北部の渓谷で発見される白亜紀の琥珀のことを指します。白亜紀といえば、恐竜が地上を闊歩していた時代。その時代の環境をそのまま内部に保存している、非常に貴重な琥珀なのです。
琥珀全体をご覧ください。琥珀の中に含まれる昆虫は、一般的に非常に小さいものが多いです。これは、琥珀が形成される過程と関係しています。琥珀はもともと樹木の樹液が化石化したものですが、その過程で樹液に絡め取られ、そのまま閉じ込められてしまった昆虫が、このように琥珀の内部で見られるのです。そのため、樹液から逃げ出す力を持つ大きな昆虫や力強い昆虫は、琥珀の中ではほとんど見られないのです。力が強い甲虫などが少ないのも同じ理由ですね。
植物片も見られます。
葉も含まれています。バーマイトは海岸近くの熱帯雨林に自生する樹木の琥珀が化石になったものだと考えられています。琥珀の内部にはその当時の動植物が含まれていると考えられています。
内包物は当時の環境を知る上で重要な手がかりになります。バーマイトは新生代の琥珀だと思われていましたが、ロンドン自然史博物館の研究により、約1億年前の琥珀だと判明しました。
バックライトを当てて撮影。非常に透明度が高い美しい琥珀です。
蛍光灯のもとで撮影した一枚です。
左右23ミリほどあります。虫や葉を内包しています。
100円玉との比較。約1億年前の非常に古い琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3876 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 大きな葉と虫が内包!約1億年前、恐竜が棲息していた頃の樹木の樹液が化石担った琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.3cm×0.9cm×厚0.2cm |
商品解説 | 大きな葉と虫が内包!約1億年前、恐竜が棲息していた頃の樹木の樹液が化石担った琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。