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北アフリカの白亜紀後期の地層から発見された、恐ろしい古代魚、エンコダス(Enchodus)の歯化石/【ot3864】
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こちらは白亜紀後期の海中に棲息していた獰猛な巨大魚、エンコダスの歯化石です。エンコダスは成長すると1メートル以上になり、顎にはこのような鋭い歯がズラッと並んでいました。当時、世界中に棲息しており、食物連鎖の上位に位置していた生物と考えられています。
その歯の形には特徴があり、先端が逆方向にクイッと曲がっています。獲物に噛み付いた際、簡単には逃さないように「返し」の役割があったと考えられます。
保存状態は良好で、特に歯冠の表面を覆うエナメル質には光沢があります。
根本から撮影したものです。およそ1メートル前後の魚体に、このような太い歯が多数生えていたと考えると、体躯に対して歯が非常に大きく、異様な姿だったに違いありません。
下辺にそって計測して36ミリほどあります。
100円玉との比較。北アフリカの白亜紀後期の地層から発見された、恐ろしい古代魚、エンコダスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | ot3864 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 北アフリカの白亜紀後期の地層から発見された、恐ろしい古代魚、エンコダス(Enchodus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測3.6cm |
商品解説 | 北アフリカの白亜紀後期の地層から発見された、恐ろしい古代魚、エンコダス(Enchodus)の歯化石 |
エンコダスとは?
エンコダスは、白亜紀後期の海に生息した絶滅古代魚です。エンコダスは、恐竜をはじめ多くの生物が絶滅したKT境界(中生代と新生代の境界)を乗り越え、新生代のはじめまで、生息していた、珍しい古代魚です。
復元図をご覧いただくと、一目でお分かりのように、大きなアゴと鋭い歯を持っていた捕食種(ハンター)でした。
種にもよりますが、最大で1.5m程度まで成長し、体躯に似つかわしくないほどの巨大な歯を持っていました。
1.5mほどのサイズは、魚類としては、かなり大きいものですが、一般的に考えて、6cmの歯は、体躯に比べて大きすぎます。
アンバランスなほど大きなアゴ(特に下顎)と歯を持った、特徴的な頭部は、一度見れば、脳裏にこびりついてしまうことでしょう。
しかし、エンコダスほどのハンターでも、中生代の海の覇者であるモササウルスやプレシオサウルスの胃の内容物として発見されていることから、彼らの餌になっていたと考えられています。こんな大きな歯を飲み込んだら、消化不良を起こしそうですが・・・。