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特徴的な節のある尾部にご注目!カンブリア紀初期に出現した摩訶不思議な生物群の一つ、ウェツリコラ(Vetulicola)の化石/古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)【ot3854】
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特徴的な節のある尾部にご注目!カンブリア紀初期に出現した摩訶不思議な生物群の一つ、ウェツリコラ(Vetulicola)の化石/古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)【ot3854】
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こちらは、古生代カンブリア紀前期の生物、ウェツリコラの化石です。チェンジャン動物群に属する一種です。ウェツリコラは、丸みの少ない頭部と、節が多く小さめの尾部から構成されています。その姿はまるで機械のようで、現代の生物とはまったく似ていません。「カンブリアモンスター」と呼ぶにふさわしい生物の一つでしょう。
中央右上の節をもった部位は、ウェツリコラの尾の部分だと推察されます。
おそらくこれは一体のウェツリコラと思われますが、部位ごとに分かれた状態で保存されています。ウェツリコラがどのような生物であるか、いまだに明確には分かっておらず、分類も議論が続いています。尾の節から節足動物に分類するのが妥当とも考えられますが、ウェツリコラには足がありません。そのため、これまでの節足動物とは大きく異なります。最終的に「ウェツリコラ門」として独立した生物群として分類されましたが、今後、新たな分類がなされる可能性もあります。
左側は頭部の一部のように見えます。右側の節があった部位は尾で、一定の柔軟性があり、パドルのようにくねらせて推進力を得ていたのではないかと考えられています。形だけ見るとおたまじゃくしのようにも見えますが、殻はクチクラ化した硬い組織でできており、そうでなければ化石として残ることはなかったでしょう。
その生態については謎が多く、捕食者であったのかどうかもはっきりとは分かっていません。ただし、付属肢のような獲物を掴む部位が見られないことから、ハンターではなかったという説が有力ではあるようです。プランクトンなどを食べていたのでしょうか。また、化石には堆積物が多く含まれていることから、堆積物を食べて栄養だけを吸収するような生物だったという説もあります。ただし、そのような食性を持つ生物の腸は直線的であるのに対して、ウェツリコラの腸は螺旋状であるため、異論も多くあります。
裏面です。チェンジャン動物群に典型的な複数の層から成る堆積岩です。
側面から見ると、層構造がはっきりと確認できます。
母岩を含めた全体の幅はおよそ10センチで、本体部分は約6センチほどあります。ウェツリコラは、カンブリア紀の生物としてはしっかりとしたサイズがあります。
100円玉との比較。古生代初期に出現した奇妙な生物群の一つであるウェツリコラの化石です。特徴的な節のある尾部にご注目ください。
商品スペック
商品ID | ot3854 |
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年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 特徴的な節のある尾部にご注目!カンブリア紀初期に出現した摩訶不思議な生物群の一つ、ウェツリコラ(Vetulicola)の化石 |
産地 | 中国雲南省 |
サイズ | 本体直線距離6.2cm 母岩含め全体10.4cm×7.5cm×厚2.1cm |
商品解説 | 特徴的な節のある尾部にご注目!カンブリア紀初期に出現した摩訶不思議な生物群の一つ、ウェツリコラ(Vetulicola)の化石 |