国内マニアックシリーズ！福島県石川郡で採集されたブラックトルマリン（Black tourmalin）の原石 鉱物 販売

こちらは福島県石川郡で発見されたトルマリンの原石です。特徴的なストライプ模様がよく見られます。また、鉄分が多く含まれているため、濃い暗色を示しています。いわゆるブラックトルマリンです。

トルマリンは含まれる副成分によってさまざまな色を呈します。ピンク、グリーン、ブルーなどが一般的ですが、こちらの標本は鉄分が多く含まれており、独特のブラックを呈しています。一般的なトルマリンのイメージとは異なるこの色合いは、特にヘビーな鉱物コレクターに好まれています。トルマリンの中でもとりわけユニークな存在と言えるでしょう。

トルマリンは主に火成岩の中で形成されます。火成岩が冷却される過程で結晶化するため、岩石の中に見られることが多いです。また、研磨されたジュエリー用の標本とは異なり、露頭から切り出したような無骨な味わいが魅力的です。

よく見るとストライプ模様が見られます。これもトルマリンでよく見られる特徴の一つです。

トルマリンは非常に硬い鉱物として知られています。モース硬度は7以上と高く、石英結晶と同じくらいの硬度があります。最高硬度のダイヤモンド（モース硬度10）には及びませんが、かなりの耐久性を持っています。

根本から撮影しました。トルマリンは古代エジプトで装飾品として利用されてきました。現代でも、その豊富な色合いから研磨してジュエリーとして使われています。また、トルマリンは圧力をかけると電気を生成する特性があり、電気信号を変換する素材として工業用途にも利用されています。

左右73ミリほどあります。

１００円玉との比較。福島県石川郡で採集されたブラックトルマリンの原石です。