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クリアな基質に、はっきりと視認可能な甲虫のような虫を内包した、恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3752】
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こちらはミャンマー産の琥珀、バーマイトです。旧国名であるビルマにちなみ、「ビルマイト」または「バーマイト」と呼ばれていますが、弊社では発音に近い「バーマイト」という名称を使用しています。バーマイトは、約1億年前の針葉樹の樹液が化石化したものと考えられています。琥珀は形成されるまでに数百万年かかることが多いですが、バーマイトは特に古いものです。恐竜時代の樹木の樹液が、非常に長い時間をかけて化石化したものになります。樹液に群がる虫がそのまま取り込まれて化石化することもあり、こちらのバーマイトはその好例です。ご覧のように、甲虫のような虫が内包されています。ぜひルーペでご覧ください。
琥珀の内部を観察するには、30倍以上の高倍率ルーペが必要です。観察する際は、後方からライトを当てると内包物がシルエットとして浮かび上がり、より見やすくなります。ルーペの選び方については、コラム「化石を観察するときのルーペの選び方」をご覧ください。
バーマイトには、古い琥珀に見られるような濁った色合いのものもありますが、このように非常にクリアな個体も存在します。
ぜひこの虫を探してみてください。クリアなバーマイトの中にポツンと内包されているので、見つけやすいですよ。
琥珀は、世界最古の宝石とも言われています。光を浴びると、その名の通り、美しい琥珀色に輝きます。
虫はデボン紀にはすでに地球上で繁栄しており、現在までほとんど変わらない姿で生き延びています。
約12ミリほどあります。
100円玉との比較。クリアな基質に、はっきりと視認可能な甲虫のような虫を内包した、恐竜時代の琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3752 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | クリアな基質に、はっきりと視認可能な甲虫のような虫を内包した、恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.2cm×0.7cm×厚0.3cm |
商品解説 | クリアな基質に、はっきりと視認可能な甲虫のような虫を内包した、恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。