ブラジルの白亜紀の地層から発見された、降海性の古代魚、ダスティルベ（Dastilbe）の化石 化石 販売

こちらはブラジル北東部の白亜紀前期の地層から発見された古代魚、ダスティルベの化石です。ダスティルベは南米とアフリカの白亜紀の地層から発見されます。離れた地域で発見されるのは、アフリカと南米は当時ゴンドワナ大陸としてつながっていたためと考えられています。

ダスティルベは成魚でも数センチ程度と比較的小さな魚でした。ダスティルベは降海性の魚だったと考えられています。降海性の魚とは、淡水で生まれた後、成長するために海に降りる魚のことです。現代ではサケやマスなどのサケ科の魚がこの特徴を持っています。ダスティルベの化石が発見された地域は、当時は海水と淡水が混じり合う汽水域だったと考えられています。

頭部をアップで撮影しました。口を開けた姿が見られます。

尾びれまで保存されています。

本体に合わせてカットされた丸い母岩。

裏面です。

側面から撮影。層をなした堆積岩です。種類はおそらく砂岩だと思われます。ブラジル東北部の地層は砂岩、泥岩、石灰岩など多岐にわたります。

本体３７ミリ、母岩含め６９ミリほどあります。

１００円玉との比較。ブラジルの白亜紀の地層から発見された、降海性の古代魚、ダスティルベの化石です。