- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 針葉樹の樹脂
- 琥珀の化石販売
- クリアーで内包物を確認しやすい!恐竜時代の虫を内包した琥珀、バーマイト(Burmite)
クリアーで内包物を確認しやすい!恐竜時代の虫を内包した琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3716】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
こちらはミャンマー産の琥珀、バーマイトです。内部に虫が閉じ込められています。高倍率のルーペで撮影しました。ミャンマー産の琥珀は約1億年前の針葉樹の樹液が化石化したもので、非常に古い琥珀です。1億年前といえば、恐竜が地上を闊歩していた時代です。
ご覧のように、写真の左下には羽虫が閉じ込められています。この虫をはっきりと見るためには、30倍以上の倍率を持つ高倍率ルーペが必要です。詳しくは、コラム「化石を観察する際のルーペの選び方」をご覧ください。
内部をルーペでくまなく観察すると、こちらに色が薄いものの、はっきりと虫の姿が見えます。頭部には二つの目があり、胴体や足、羽のようなものまで確認できます。
こちらの琥珀は極めて透明度が高く、後方からライトアップすると薄黄色に輝きます。バーマイトは非常に古い琥珀でありながら、ときどき非常にクリアな個体が含まれています。
こちらでは虫を容易に見つけることができます。尾の先には尖った部位が見られますね。これはハチの仲間かもしれません。
バーマイトは、ロンドン自然史博物館による研究が発表されるまでは、これほど古い琥珀だとは考えられていませんでした。その研究により、白亜紀に特有の内包物が発見され、その古さが明らかになりました。
左右17ミリほど。
100円玉との比較。クリアーなので、比較的虫を見つけやすいです。
商品スペック
商品ID | ot3716 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | クリアーで内包物を確認しやすい!恐竜時代の虫を内包した琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.7cm×0.7cm×厚0.3cm |
商品解説 | クリアーで内包物を確認しやすい!恐竜時代の虫を内包した琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。